8月5日 営業担当者の雑記

今朝の朝刊に面白い記事が載っていました。「AI、がん治療法助言 白血病のタイプ見抜く」というものです。膨大な医学論文を学習した人工知能(AI)が診断が難しい60代女性患者の白血病を10分ほどで見抜いて、東京大医科学研究所に適切な治療法を助言、女性の回復に貢献したという内容です。米国のクイズ番組で人間のチャンピオンを破ったIBMの「ワトソン」を使ったもので東大では昨年からIBMと共同でがん研究に関連する約2千万件の論文を「ワトソン」に学習させ診断に役立てる臨床研究を行っているが、その中で「急性骨髄性白血病」と診断され治療していた患者を「ワトソン」は「二次性白血病」というタイプであるとの分析結果を出しそれに伴い抗がん剤を変えるように提案し見事患者は数カ月で回復したというのです。どんなに優れた医者でも何千万という症例を覚えきれるはずはなく、ともすれば「私の言う事を信用できないのですか」などと虚勢を張って誤診断する医者がいる中今回のAIと人間の共同作業は画期的な事だと思います。