2月8日 鹿児島紅梅

昨日は随分暖かかったのですがそのせいでしょうか我が家の鹿児島紅梅のつぼみが一挙に大きくなり四つ、五つ咲いているのを見つけました。まだ数は少ないのですが青空に真紅が映えとてもきれいでした。鹿児島紅梅は八重の紅梅で花の大きさはやや小ぶりでおしべがとても目立ちます。白梅ほどは香らないのですが私はこの少し控えめな上品な匂いが気に入っています。源氏物語「紅梅」の巻に色は紅梅の方がはなやかでいいが香りは白梅の方が勝っているというくだりがあるようですが家庭用製品で有名な花王が実際に分析したところ確かに白梅の方が香気量が多いそうです。白梅の甘く涼やかな香りは間違いなく高貴で何ともいえぬ風情がありますが私は鹿児島紅梅の楚々と密やかに香るのがとても色っぽく好きです。来週あたりは満開になりそうですが藤のように匂いが強すぎて圧倒されるということはないこの花の香りに鼻孔をくすぐられながらの帰宅を暫く楽しめそうです。

 

2月8日 営業担当者の雑記

今朝ついに我が家の「鹿児島紅梅」が開きました。このところ花芽がどんどん膨らんできていたのでもう直ぐだと思っていたのですがようやく先発隊が2,3輪花を付けてくれました。通勤途中のよそ様の庭にはもう白梅、紅梅がだいぶ前から咲いており開花が少し遅いこの花もとうとうです。あちこちに梅の名所は数多くありますが「鹿児島紅梅」はそんなには見ません。印象に残っているのは鎌倉宝戒寺の樹です。ここは門を入って左側に枝垂梅が大層枝を広げ地面に付かんばかりに咲き誇っており有名なのですが私は右側にあった背の高い鹿児島紅梅に惹かれました。他の梅より花が大分小ぶりで八重の少しくすんだ紅色の花を咲かせます。香りが上品で樹形も妙に老木っぽくないところ、変に剪定をしてなく空に向かって枝を広げているところが気に入りました。今年は花芽が沢山ついているのでこれからどんどん花を付け目を鼻を刺激し続けてくれることでしょう。

2月14日 営業担当者の雑記

「梅一輪一輪程の暖かさ:嵐雪」我が家の鹿児島紅梅が数輪咲き始めいよいよ春がそばまでやってきました。先日いつものお散歩コースである花見川近くのお屋敷には白梅が満開になっているところを数軒見つけ今か今かと待っていましたがようやく咲き始めました。我が家の紅梅はもう10年ほど前になりますか鎌倉の宝戒寺にとても立派な鹿児島紅梅があり気に入り植えたものです。宝戒寺は枝垂れ梅の方が圧倒的に人気があり家の娘などは小さい頃枝の間から顔を出しポーズを作っていたのを想い出します。鹿児島紅梅は一つ一つの花が小さくまた色は深紅で絵に出てくるようなピンクではないのですが、まだまだ寒い中で咲くのでいきなり艶やかなのより季節の雰囲気にとても似あっていると思います。また香りも上の方から漂ってくるといった風情で柔らかく包まれるという感じになります。去年切った枝からも花をつけておりどんどん増えていくのがとても楽しみです。