2月16日 頼朝桜
先の日曜日に鋸南町の佐久間ダムに行ってきました。鋸南町は江戸時代から水仙の産地として有名でこの辺りも「をくづれ水仙郷」といい2月初旬まで賑わいますが今回は頼朝桜(河津桜)が狙いです。伊豆河津町から原木を譲り受けた「カワヅザクラ」に、石橋山の合戦に敗れた頼朝が鋸南町の海岸に上陸した事に因みつけた名前だとか。さて本題の花ですがそれはそれは実に見事でした。時期が過ぎていると思った水仙、梅とが競演しており、ほとんどの斜面でこの三花がフレームに納まります。少し妖艶な頼朝桜、楚々とした梅、明るく元気そうな水仙とそれぞれの特徴を持った三姉妹がまるで陽光に誘われたかのように咲き誇っています。カワヅザクラはオオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑で生まれ両者の特徴である大輪で紫紅の花弁を持つた早咲きの桜です。大ぶりで派手な色をした花は青空によく映え根元のスイセン、樹間に見え隠れする梅と合わせ文句なしでした。