9月1日 営業担当者の雑記

今日は防災の日です。1923年9月1日正午前突如関東地方を襲った大地震。私はかつてバアサマから関東大震災について聞いたことがあります。浅草の12階が崩壊したこと、発生した大火災の為リヤカーに荷物を積んだ人たちが逃げ回っていたこと、流言飛語で大勢の朝鮮の方が殺されたことなどなど。「死ぬる子を箱にをさめて親の名をねんごろに書きて路に棄ててあり:窪田空穂」多分この世のものとは思えない地獄絵だったのでしょう。先般の「風立ちぬ」にも主人公20歳くらいの頃体験した大震災の様子が出てきました。そして2011年3月11日の東北大震災。そのたびに大勢の人の命が奪われ空穂が歌ったような状況が生まれました。一度しかない命が何とも無残に奪われそしてたった一人になった子供達、妻子を亡くし抜け殻になった男たちがいました。本当にやり切れない気持で一杯ですが自然は到底人智の及ばない力で猛威を振います。先人に学び少しでも被害を少なくしたいものです。

2014年9月1日 営業担当者の雑記

今日9月1日は防災の日です。
今から91年前1923年のお昼前マグニチュード7.9の関東大震災が発生し神奈川、東京を中心として190万人が被災、11万人が死亡あるいは行方不明になった。その惨状は私が小さい頃バア様から聞いた話ですが川には死骸が浮き道路は大八車に荷物を積んだ人たちであふれかえり、そこらじゅうが焼けており流言飛語の類が飛び交い何とも物凄い状況だったらしい。浅草十二階(凌雲閣)が大破したのにもびっくりしたとの事。当時の状況は甚だ物騒な時代だったようで、時々よその国で見られるような震災に乗じたもの取りが横行し更には朝鮮人へあるいは政府に反対する人たちへの激しい弾圧も行われたとのこと。勿論テレビはなく唯一の情報手段である新聞社が倒壊し今では信じられないような噂が広まったりしたようだ。それから88年後の東北大震災の傷跡はいまだにそこここに残っていますが今とは比べるべくもない当時の被害は想像に絶するものであったろうと思われます。今夜は忘れたころにやってくる災害に対し我が家でもその具体的な対策を講じておくように話し合いたいと思います。