3月28日 営業担当者の雑記
昨日の朝栃木県那須町のスキー場で登山講習中の高校生たちが雪崩に巻き込まれ8人が死亡40人が重軽傷という大惨事がおきました。元々茶臼岳の頂上を目指す「実技講習」だったが前の晩から降雪が続いていたのでラッセル訓練に切り替えてこの事故にあったとのこと。現場は子どもから大人までがスキーを楽しめる平和なゲレンデで雪崩なんて聞いたことがないと近くの宿泊施設で10年ほど働いている従業員も驚いた様子と報じられています。このところの暖かさで積もっていた雪が溶けた上に新雪が降りそれが滑り落ちたようです。関係者の悲しみはいかばかりか。私はこの話を聞いた瞬間「八甲田山死の彷徨」を思い出しました。今回よりは遥かに気象条件が厳しい中とはいえリーダーの判断に依り生と死が分かれた世界山岳史上最大とも言われる被害を出したあの事故です。冬山の怖さを全く知らない者が軽々なことは言えませんが今回はスキー場でのラッセルということで引率の先生も「まさか」という思いがあったのでしょうか。あらためて自然の怖さを感じます。