1月16日 営業担当者の雑記

昨晩日光市の足尾山中に生息するツキノワグマを30年近く追いかけているカメラマン横田博氏のドキュメンタリーをテレビで放映していました。ツキノワグマは山中深くに棲みその生態はあまりよく知られていないようですが彼の映像から随分分かってきたようです。中で私が興味を持ったのは子どもを連れたメスをオスが襲いその子供を殺すというところです。授乳をしているメスは発情しないのでオスは自分の子孫を残す為にメスが育てている子供を殺すのだといいます。確かに動物は子孫を残すことが大きな使命であることは間違いないでしょう。個体個体がそういう本能をもっているのですからオスグマはそれを忠実に実行しているにすぎないのでしょう。先に生まれている子を殺せば結局子孫が増えることにはならないなどというのは多分人間の浅知恵でクマがこの世に出現してからずっとそうやって今に至っているのですから。残酷だという理屈は自然界では通用しなくそうしなければ生きていけないのですね。荘厳な絵を見てしまいました。