7月11日 営業担当者の雑記

読売新聞朝刊に毎日掲載されている「四季」という小コラムがあります。俳人長谷川櫂氏が俳句や短歌を選び関連写真を添えそれをごく簡単に解説しているものです。今日のはちょっと良かったですよ。「花々は咲き尽さんと 花の寺:伊丹三樹彦」で櫂氏は「花には花の命がある。すべての花は命をまっとうしようと、花開き、散ってゆく。人も同じ、私もそうありたいという思いもあるだろう」と書く。この句は関西の花寺特に沙羅(ナツツバキ)で有名な應聖寺での作品で写真にもこれが載っています。私は更に、花はただただ子孫を残すために花を付け種子をばら撒きそこには何の意思もない、自分のやるべきことをひたすらやっているに過ぎない。それこそが大切なのであって人間も自分が歩み始めた人生を精一杯何の邪念もなく生き続け全うしたい、そんな思いを抱かせてくれた花 花の寺に思いを寄せた作品だろうとも思った。一つの俳句には様々な背景がありそうです。