4月17日 営業担当者の雑記

今年の桜も昨日で見おさめにしました。「青葉さえ見れば心のとまるかな散りにし花のなごりと思へば:西行」すっかり花が散ってしまった後ですら西行の心には感動するものがあるのですね。今年は開花から随分不純な天気が続き結局満開はいつもより遅いくらいでした。花も何時咲いていいのやら困ったことでしょう。ところでお寺に由緒ある桜が植わっているのは不思議ではないのですが個人の敷地などに何百年という樹齢の桜があるのには感動します。ソメイと違い山桜、エドヒガンなどは強いのかもしれませんがそれにしても風雪に耐え貫禄の付いた根元、大きく大きく伸ばした枝の先にまで花を付けているのを見るとまた来年も頼むよなどと思ってしまいます。今年はあるところで花を守る為の募金箱がいくつか置いてあるのを見ました。手入れには人手もお金もかかります。後世にこの美しさを残していくのにはやはり財源が必要です。心をこめて浄財を納めてきました。