6月20日 若大将の引退
昨晩若大将加山雄三が9月9日の東京国際フォーラムでの公演を最後のコンサートにすると発表しました。85歳。「歌えなくなってやめるのではなくまだ歌えるうちに止めたい 最後までいつも通りにやる」とのコメント。85歳にはとても思えない顔のつやをしていますがやはり永遠の若大将加山雄三にもそんな時がきたのですね。それにつけても芸人の引退時はそれぞれです。その昔落語界の名人と呼ばれた桂文楽は口座で一か所しくじったのを最後に二度と口座に上ることはなかった。一方その奔放な芸風で知られた古今亭志ん生は口座で寝てしまった。しかし観客は志ん生をそのまま寝かせて置き起き上がった時に拍手喝采。志ん生と同じ空気を吸えたということだけで喜んだというのだ。どちらがいいとかいうものではないのだが一世を風靡した人達の引き際にはそれぞれの思いが籠っておりとても面白く感じます。ところで小田和正のコンサート抽選は外れました。