11月14日 営業担当者の雑記

今日11月14日は「芭蕉忌」です。320年ほど前の元禄7年旧暦10月12日大阪御堂筋で芭蕉が50歳の生涯を閉じた日ですね。学校で必ず彼の名前は教わるしその作品の一つや二つはまず誰でも諳んじています。古来多くの人たちが彼を、彼の俳句を論じており専門家でも俳句詠みでもない一ファンの私としては心に掛かる作品で彼を偲びたいと思います。何しろその生涯を俳句に捧げ多くの弟子たちの師匠として飯を食っていた人ですから名句と呼ばれる作品も数多くどれが一番好きですかと尋ねると十人十色なのかもしれません。学校でいい句だと教わったのは概ね奥が深すぎてそれでなくとも古典の素養がたっぷりの芭蕉句は一筋縄ではいきませんがそんな中私は「命二つの中にいきたる桜かな」が好きです。西行の「年たけてまた超えゆべし、、」を下敷きにしているようですがそんなことを知らなくても旧友との再会の喜びに言葉が弾んでおりこうとしか言いようがない表現がとても気に入っています。

2014年10月10日 営業担当者の雑記

明後日は芭蕉忌です。
1694年今から320年ほど前の陰暦10月12日芭蕉が旅の途中大阪で亡くなった日です。日本を代表する俳人の一人としてその俳句の一つ二つは誰でもが諳んじることが出来るのではないでしょうか。私は「野ざらし紀行」に出てくる「命二つの中に生きたる桜哉」の句が好きな句の一つです。芭蕉の句は古典の知識がなければ分からないとか何しろ一筋縄ではいかない人ですから裏の意味があったりするのですがこの句はすんなり心に入ってきます。また「奥の細道」には沢山の名句がありますが私は「夏草や兵どもが夢のあと」が結構好きです。芭蕉は西行のことが大好きだったので勿論「とりわきて心も凍みて冴えぞ渡る衣川見に来る今日しも」が念頭にあったことでしょう。藤原三代の栄華をしのびそして西行もきたこの衣川で歴史の流れに思いを馳せる時旅情ともあいまり感慨もひとしおだったことでしょう。
最後は日本全国から弟子たちが集まり看取られた芭蕉は今琵琶湖のほとり義仲寺に遺言通り葬られています。世に優れた芸術家は沢山いますが生前からそして数百年たった今も俳聖として崇めたてまつられているのは高浜虚子の功績大との事です。