9月13日 米芝生の家
その昔アメリカ映画を見て何しろ驚いたのは家の大きさと芝生の庭でした。広い芝生の庭に子供が寝そべっていたり犬とじゃれているといった光景にうっとりしました。それが日経夕刊によると事情が変わってきているとのこと。手入れや維持に膨大な人力や費用がかかるため「富や権力の象徴だった」、豊かで幸せな家庭や社会的成功の象徴だった緑の芝生への見方が変わり始め庭や公共スペースの芝生をより多様な在来植物に植え替える動きが広がり始めており、在来植物の庭は花粉を媒介する昆虫や鳥にえさや住処を与え芝生に比べ多様な生態系の維持につながるという考え方が支持を集めているんだとか。きっかけは20年前にデラウェラ大学で野生生態学・昆虫学を教えるタラミー教授が出版した著書「ネーチャーズ・ベストホープ」。さらに深刻な水不足。各州は芝生の撤去に補償金を払ったり「鑑賞目的」芝生の全面禁止踏み切ったりと様々な施策を応じ始めているようだ。