2月3日 立春

昨日が節分ということで今日は立春。手紙の挨拶では「暦の上ではようやく春になりましたが寒さはまだまだ続きます云々」というのでしょうね。もっとも最近こういう手紙を書く機会もなくなりましたが。私たちは毎朝「職場の教養」という倫理雑誌を輪読していますが今朝のテーマは予定通り「立春」で「袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ」という紀貫之の歌を紹介していました。凍っていた水を立春の今日の風が吹き溶かしているのだろうかと解説していました。夏、冬、春を一つの歌に挿れていることでも有名らしいのですが、和歌が上手くなければ社会的地位も職業も得られず女性にも持てなかった時代の「強力武器」であったことを思えば当時の代表歌人貫之にはそう難しい技でもなかったのかもしれませんね。いずれにしても昔から伝わる年間行事はこの日から起算しており「夏も近づく八十八夜」は計算してみると五月の頭になります。

 

2月4日 営業担当者の雑記

昨晩寝る間際になって女房殿から「今日は節分で豆を買ってあるのを忘れてた」とのことで慌てて豆まきを始めました。あちこちの窓から近所の迷惑にならないように小声で「お庭は外」と数粒づつまき家の中は後で拾うのが面倒くさいのでこれも数粒づつそっとテーブルやタンスの上に置きました。我が家では子供たちがいたころからずっと節分をしてきましたしいなくなった今も欠かさず続けています。ただの行事ではありますがこの行事なんとなく心がうきうきするものです。ということで今日は「立春」たまたまバカ陽気で暖かいのですが2月中はまだ何回か寒波もやってくるのでしょう。それでも我が家の鹿児島紅梅は開花まであと少し。「青梅」の梅が数年前ウイルスにやられ伐採されてしまいましたので以降あちこちの梅林を探し訪ねていますがあれほど見事な景色はありません。早く木が育ちまた全山梅一色という中、あの香りに包まれて散策したいものです。

2014年2月5日 営業担当者の雑記

昨日立春の天気予報はドンピシャでしたね。3日から4日の朝にかけても暖かかったのですが段々気温が下がり始め昼過ぎから雪になってしまいました。結局朝の気温が一番高い感じでした。夕方は社長のはからいで早めに退社したのですが帰る道すがら家々の屋根は真っ白、庭も薄明るく、走る車もみんな雪帽子をかぶっていました。塾帰りの小学生が雪玉を作って遊んでいたり、コンビニの軒先に繋がれている犬が何となく寒さに足踏みをしているように見えたりの雪景色。幸い通勤電車に遅延もなくスムーズに帰ることが出来ました。今朝も凍結注意ではありましたが道路の雪はなく寒さも緩んできました。一日だけの雪国終了。

2014年2月4日 営業担当者の雑記

昨日は節分明けて今日は立春。皮肉にも昨日までの春のような陽気が一転雪の予報。最高気温が10度位下がるとのこと。お年寄りならずとも体調管理が難しいですね。昨日はあちこちの有名寺院で芸能人、相撲取りが豆まきをしている様子がテレビに出ていましたが皆様の家ではどのように節分の豆まきをしていますか。我が家ではいたって平凡でして煎った大豆だけを、戸外に向かって「鬼は外」戸内には「福は家」と唱えながら全部屋で撒きます。昔は年の数だけ豆を食べると言われたのですが今ではそんなことをするとお腹を壊してしまいます。吉野山金峯山では「福は内鬼も内」といって改心した鬼にも厄払いをするようですが最近巷でもそうするところが増えてきたようです。それと恵方巻きもいつ頃から広まってきたのでしょうか。関西発の行事が全国区になったようです。まア楽しいことはどこから持ってきてもいいのですが段々とそれなりの作法が確立していくのが面白いですね。