2014年5月29日 営業担当者の雑記

日経「私の履歴書」は今トム・ワトソンが執筆しています。29日はジャック・ニコラウスとアーノルド・パーマーの現役引退の話でした。ニコラウスは「もう競い合うことはできない。それがゴルフコースに出ない理由だ」といって2005年セント・アンドリュースでの全英オープンでピリオド。一方パーマーはまだ自分自身が競える状態にあると信じているとニコラウスの言。ワトソンは「いくつかの特定のコースではまだ若い連中に負けないつもりだ」と三者三様。思い出すのは古今亭志ん生と桂文楽の逸話。桂文楽は練り上げて練り上げた話を高座にかける。あるときそんな文楽が高座で絶句して次が出てこなくなった。これを最後に二度と高座には上がらなかった。一方志ん生は元々積み上げて話をするタイプではないので途中で話がトンチンカンになっても寝てしまっても志ん生と一緒の空気を吸えるだけでいいと云われた。どちらが良いとか悪いとかではなくその人そのものの話。名人でも八方破れでもない私にも終わりはやってくるのですが。