11月25日 白鵬優勝
大相撲九州場所は横綱白鵬が千秋楽を待たずに14日目に14勝1敗で優勝しました。平日は相撲を見ることもないので昨日は久しぶりに後半戦だけ見ました。特に結びの一番大関貴景勝との戦いは白鵬の凄さを見ました。一回目の仕切りでは腰を落とさず立ったままで呼吸が合わず「待った」二回目は目の覚めるような立ち合いで自分得意の形にし土俵際まで追い詰めるとそこから一気にはいかず1分くらいそのままの体勢から最後は寄り切り。インタビューは聞いていないので本当のことは分かりませんがこの立ち合いは白鵬の策略ではないかと思い、彼の勝負にかける、一番の重みを見せつけられた気がしました。まさに宮本武蔵が巌流島の戦いで約束の時間に遅れ小次郎をじらしたあの有名な作戦を思い出しました。勝負なので決められたルールの中で勝つことが「善」そこには非情なまでの勝負へのこだわりが見えました。ましてこれから上に上がってくる可能性がある貴景勝。「どうだ」とばかりの勝負に見事さを感じました。