7月12日 営業担当者の雑記
7月7日に永六輔さんが亡くなっていました。83歳。まだまだ死んで欲しくない人でした。ずっとラジオを中心にマスコミで活躍していた人なので有名人には違いないのですがその辺のタレントとはまったく異色です。すぐに「上を向いて歩こう」を作詞した人として出てきますが私は長い間ラジオ番組の「永六輔のだれかとどこかで」を聞いていました。彼が実際に訪れた地方を話題にした軽妙洒脱な番組で、何となく地方を見下しているようなことば使いで笑いのネタにし少しお偉い感じがするパーソナリティーとは一線を画していました。あの早口で舌が回っているんだか回っていないんだか分からないようなしゃべり方にはいつも愛が溢れていました。見逃してしまいそうなおばあさんの言葉をしっかりとラジオに載せてくれました。彼の仲間、野坂昭如、小沢昭一、加藤武、桂米朝、江國滋、、、皆さん彼岸にいってしまいました。教養があって毒があって一本筋が通っていてどこか含羞が垣間見える、本当に私の大好きな人たちが逝ってしまいます。