7月20日 営業担当者の雑記

今朝の読売新聞に今回の西日本大水害に絡めて災害で逃げ遅れが繰り返される原因について東京女子大の広瀬名誉教授が「正常性バイアス」と「経験の逆機能」という二つの人間心理が関係していると指摘していました。人間は日常生活で小さな異常があっても一定レベルまでは正常の範囲内」と解釈する性質がある。毎回驚いていては精神のバランスが保てないので心の平静を守るために本来備わっている機能が正常性バイアスとのこと。福岡に住む山男の先輩が多分御嶽山の爆発の頃からだったと思いますがこの言葉を使い始めていました。目の前の困難を根拠もなく「何とかなるだろう」と過小評価してしまうことがある。状況を把握して潔く引き返す勇気を持とうという趣旨で使っていました。二つ目の「経験の逆機能」とも重なっているのでしょうが行政が出していたハザードマップと今回の被災地がほぼ同じだったのを見ると大き過ぎはしますが災害時の教訓にしなければと思います。