11月19日 梅屋敷のさざんか
最寄駅から会社までは歩いて22,3分。途中他家の庭を拝見しながら歩くのは結構なものです。会社のすぐそばには梅の時期になると少し高台にあるお宅の庭が真っ白にみえるような梅屋敷があるのですが、ここの植栽が山茶花で今朝は赤い花びらが沢山散っておりその上を歩いてきました。贅沢でしょう!山茶花と椿は同種でよく似ていますが花の時期は簡単に見分けがつきます。山茶花は花びらが散るのに対し椿は花ごと落ちるのです。ですから花びらが乱舞しているこのお屋敷の花は山茶花です。ちなみに花の首が落ちる椿は武士に嫌われていたんだとか。でしょうね。山茶花は12月頃まででいよいよ寒くなると椿が咲き始めます。分厚い緑の葉と花の少ない寒い時期に咲く椿の花は冬の象徴のように思えます。どちらも純国産で万葉の頃から親しまれていたようです。「ふと咲けば山茶花の散りはじめかな:平井照敏」もうしばらく散りながら咲き続ける山茶花を楽しめます。