6月4日 柏葉アジサイ

昨日も今日も営業での途中どなた様かの庭に柏葉アジサイが咲いているのを見かけ始めました。この花は形が日本古来のアジサイとは相当異なっており4,5cmの白い花弁が20cm程の紡錘状にびっしりついており緑の葉と真っ白い花のコントラストがまたその形からこの時期非常に目立ちます。まさに娘さんの姿態そのものです。私はこの花を見ると「おそるべき君等の乳房夏来る」という西東三鬼の俳句を思い浮かべます。この句は終戦の翌年昭和21年夏に作られたものでそれまでファッションとは程遠い服に身を包み季節も関係なく昼夜勤労奉仕に明け暮れていた女学生など若い女性たちが晴れてその肉体を誇るように胸を突き出して歩いているのですね。平和の喜びに満ちた何とも明るく爽快な句でとても気に入っています。今はコロナで外出が少々憚られてはいますが夏に向かって一直線のこの季節、街を公園を皆が思い思いの格好で闊歩できる日が待ち遠しいですね。

4月25日 営業担当者の雑記

昨日駐車場を掃除していた時傍らに植えてある柏葉あじさいの花芽を見つけました。この花実は鎌倉は報国寺の竹林で見たとても可愛い柏葉あじさいに触発されて買ったのです。元々竹の寺として有名なこの寺に多分一株だったと思いますが真っ白い柏葉が咲いていたのがとても印象的だったので、竹林はありませんが我が家でもと思ったのです。ところが家のはとにかく大きな葉が一杯茂り、花と言えばとてつもなく巨大なブドウの房のような形をしたものが少し咲く位で報国寺のイメージとはまるで違います。去年はまったく花芽がなく天狗の団扇のような葉ばかりでした。花にも当たり外れがあり我が家のはハズレなのでしょう、だからといって花に罪はなし抜かずにおきましょうといった感じだったのですが今年は既に5,6個の花芽を見つけています。女房も今年は大丈夫そうだと大いに期待しています。今葉の根元にそれらしきものが収まっていますのであと一月くらいでしょうか梅雨前には立派な姿を見せてくれるでしょう。

5月28日 営業担当者の雑記

今朝家を出てすぐ斜向かいの庭に柏葉あじさいが勢いよく天を突きあげているのが見えました。そういえばガクアジサイもボチボチ咲きだしました。ああそれなのに今年はどうしたことでしょう拙宅の柏葉あじさいにはほとんど花芽がありません。奥方が必死で探したところ下の方に一つだけあったようですが。元々家のは葉がとても大きく厚ぼったいので地面がまったく見えないほどに繁ッています。花もあきれるほど大きくその重さの為上を向くことが出来ず垂れ下がっています。買った時はとても清楚な感じがしたのにブリジットバルドーもびっくりな程で、あまりにも元気がよすぎるので花の時期が終わると毎年枝を切り詰めています。これがいけないのでしょうかそれとも単純に今年は裏年なのでしょうか。一応季節毎にあまり間延びしないように花を植えているのですが今年は残念ながら夏の花がなさそうです。