10月29日 松戸のネギ
私が働いている会社は松戸の中でも外れなのでまだ農耕地が結構残っています。東松戸周辺はここ数年で宅地が増えてきましたがまだ畑は随分あります。二十世紀が丘にもまだ残っています。この時期はやはりネギですね。「矢切ネギ」の産地に近いせいなのでしょう全部いわゆる白ネギです。畝を高く取り陽の当らない部分を大きく育てるのですね。鍋でもいいし焼いてもいいし外側を押すと中からツルンと柔らかい甘い実と汁がまたいいのです。そして松戸にはもう一つブランドネギがあります。市内北部小金辺りで産する「アジサイネギ」です。江戸時代からあるようですがこちらは関東では珍しく白ネギで葉の部分を食べる「ワケネギ:私の故郷ではワケギといってましたが」のですね。鍋の出汁、うどんの薬味として欠かせません。「アジサイネギ」の名前の由来は近所にある名刹本土寺が紫陽花寺ともいわれていることから取ったとのことです。是非一度お試しあれ。