9月20日 朝の習慣
日経夕刊「こころの玉手箱」に翻訳家の柴田元幸氏が朝の紅茶について書いていました。もう50年続いているという喫茶習慣。湯を沸かし、ポットに湯を入れて温め、湯をカップに移してカップも温めてから葉をポットに入れ、沸騰した湯をポットに注いで、葉の性質に合わせて3~5分置き(途中一回かき回す)カップのお湯を捨ててお茶を注ぎ、牛乳を注ぐ。この一連の動作は英の作家ジョージ・オーウェルの小文(おいしい紅茶)で説いている方法をほぼそのまま踏襲しているのだとか。磁気か土器のティーポット、ポットは温めておく、茶は濃く出す、葉を泳がす、湯は沸騰中のもの、途中で一度葉を揺らす、浅いカップは不可、牛乳に浮いたクリームは取除く、茶を注いでから牛乳を入れる、ミルクティーのみ、砂糖なしの約束事のうち先生に逆らいステンレス製を使っている以外ほぼ忠実に守っているとのこと。これも偉大な作家オーウェル先生の作品なのでしょう。