11月2日 営業担当者の雑記

夏の終わりにいつまでも薄汚れた紫陽花が咲いているのも侘しいものですがこの時期に残っているコスモスも寂しく感じます。会社に通う道の空き地に何本かのコスモスがまだ咲いています。今朝などは冬物の服装でカーディガンまで着こんで出勤したのですがこんな気候の中で寒風に揺れている姿はやはりこの花にはそぐわないように思います。「コスモスなどやさしく吹けばしねないよ:鈴木しづ子」という句があります。この句私は甚だ勝手な解釈でコスモスがあんなにやさしく揺れているのを見ると死ぬこと等できない、折れてしまいそうなほど大きく揺らぎながらそれでも立っている姿に自分の境遇を重ね合わせ、辛さ切なさが一層募る、でもやはり負けてなんかいられないそと自分に言い聞かせているのだと感じています。きっと随分辛い時期の句だろうなと思いました。今朝のコスモスを見た時にすぐこの句が思い浮かんできたのです。この時期のコスモスは好きではありません。