2月5日 営業担当者の雑記

4日の日経最終面「文化」に「神様だってスルー」という題で作家の東山彰良氏が携帯にまつわるおもしろい文章を書いていました。「ケータイを持ってない」と書きだします。即ち持ってなくとも何の不自由もないし必要な時は公衆電話で十分と述べ何より自分の全能感をこれ以上助長したくないというのです。これまで私たちは欲しいものを手に入れてきた。社会はこれからも人間の全能感を満たすべく発展していくし欲しがり続ける私たちはその恩恵を受けていくだろうしかし決して私たちの思い通りにはならないことも世の中には一杯ある。むしろ人生なんてままならないことだらけだがそれでもどうにか耐えていくしかないのにスマホのせいで私たちはこらえ性がなくなっている。私が携帯を持たないのは精神鍛錬のためではないがスマホの反対語は「我慢」なのではないかと結ぶ。意固地というには相当理論武装した携帯排除論です。