12月21日 年賀状

私はもう40年以上版画を刷って年賀状を出しています。先の日曜日に刷り終わりもう乾いているのでこの土曜日に宛名書きです。といっても絵の素養が全くないのでどこからかデザインを拝借してきて彫と刷りだけなのですが。大体干支と一文字入れ簡単な近況報告が出来るくらいのスペースを空けています。現役時代は100枚を超える賀状を書いていましたが段々もう賀詞交換はやめようと言ってくる人、亡くなった人などが出始め半分くらいになりました。確かに日頃はメールのやり取りをしており元旦には必ず写真付きで新年のあいさつが来るのですから賀状の必要はありません。私の趣味みたいなものでこれをやらないとどうも年を越す気がしません。それにしても先頃まではご両親、ご家族の逝去による欠礼挨拶が多かったのですがこのところご本人あるいは連れ合いの忌中はがきが目立ってきました。まだまだ若いつもりですがボチボチそんな年頃になってきたのですね。

11月15日 年賀状

私は先様から「年賀状の交歓は止めたい」と言ってきた人以外とは相変わらず年賀状で近況報告をしています。今年も先日1件お母さまが亡くなったので今年の賀状は出さないという所謂「喪中案内」が来ました。2,3年前は10~15件の喪中はがきが来ていたのでもうそろそろ落ち着いてきたのかなと思います。私は毎年干支に絡む版画を刷っており今頃からデザインを考え12月に入ると大慌てで作成に取り掛かります。デザインといっても画才のない私はどこからか借用してきたものを適当にアレンジしただけのもので受け取る人は面白くもなんともないのでしょうがかれこれ40年近く続けているのが取り柄でしょうか。前年の賀状を読み返し「それからどうなった」と問いかけたり体の調子を聞いたりを長いことしています。赤ちゃんだった後輩の子供が成人式を迎えましたとか大学に入ってからも野球を続けていますといった短いコメントに返事をするのが楽しみです。

12月21日 年賀状

この土日で年賀状を80枚ほど仕上げました。毎年あんちょこから絵柄を頂いて木版を彫るということをもう数十年続けています。絵柄通りに彫れたことはありませんでいつも動物の足をちょん切ったり耳が取れたりですが今年も牛の耳と目が取れたので墨で書き足しました。そんな作業も楽しみではあるのですがやはり今年の賀状を見ながら彼らの今を思い浮かべ1行、2行付け足す時がいい感じです。今年は例年に比べ「喪中につき」「もう疲れたので賀状を止める」というのが結構ありました。女房を亡くしやもめにも慣れてきた、もうゴルフは楽しんでやるなどとのたまう同級生、子供を保育園に預け仕事を再開したのでてんてこ舞いと書く後輩、娘が北海道の大学に行ったのでさみしいというかつての部下。それぞれがそれぞれの日々を送っているのですね。一年に一回近況報告というか元気な様子を友達、近親者に知らせたいそう思いながら毎年年賀状を書いています。

 

12月2日 年賀状

私は結婚後は毎年自分で彫り刷った版画で年賀状を出しています。前職時代の先輩からは毎年自筆の絵が描かれた年賀状が来ていました。この方は学生時代から絵心があり気に入った風景をさらさらっと水彩で仕上げていました。本当に素人とは思えない出来栄えでしたがその彼はもう毎年何百枚も年賀状を書くのはしんどくなったので今年で止めると書いてありました。私のは本当にチンケなものでして自分で彫り刷っているというだけが取り柄で大層なデザインでもないのでこれからも体が丈夫な限り続けようと思っています。ところが最近版木を売っている店がなくなってきました。数年前閉店したロフトで買った在庫がなくなり思いつくままに電話しましたがどこも扱っていません。松戸の画材店にようやく在庫があることが分かり明日にも買いに行こうと思っていますが皆さんPCを使った年賀状あるいは年賀状そのものもだんだん書かなくなってきたのでしょうね。

1月8日 年賀状

正月松の内も明け今日は8日。年賀状も出揃ったところですが最近「年賀状を今年限りで辞めます」という文言をよく目にします。年を取ったので面倒くさいとかもう義理の賀状は勘弁とかいろいろなのでしょうが私は社会人になり年賀状を書き始めてからずっと版画を彫り友人知人に出しています。下手なりに干支を入れ一人一人に昨年の賀状を読みながらその返事の形にしています。絵心がないのでデザインはそこら辺から拝借していますが版木に刀を入れたりバレンで擦ったりといった作業は全く苦になりませんので体が動く限り、ボケのお迎えが来て自己が無くなるまで続けるつもりです。頂く賀状もあんなに達筆だった人がとか字が斜めってるとか感じるところはありますが何はともあれ賀状を書く気力と体力があることにメデタシと思いながらまた長い間賀状交換していた人の身内からのハガキにさみしさを感じながら。

12月16日 年賀状

昨日から年賀状の準備を始めました。毎年簡単な版画を彫り近況などを添え住所も手書きですのでもしかしたら今どき珍しいのかもしれません。昨今近親者が亡くなったので年賀状を欠礼しますといった案内が増えてきましたが同時に退職した人達から70歳をすぎたのでとか煩わしくなってとかいった理由で年賀状交換を辞めますという案内も増えてきました。私は12月の土日になるとデザインを考え版画の準備をし今年正月の年賀状を再読しそれへの返事を書くというのが結構楽しみです。年賀状を書く相手とは本当に一年に一回この便りだけという人達もいます。中には毎年家族、子供達の写真を載せていたりかつての同僚だった娘さんが結婚し子供が生まれこんなに大きくなりましたなどという報告をみるのも楽しみの一つです。下手な版画ですから色がにじんだり文字が切れていたりと恥ずかしい限りですがそこは皆様知った方々ですのでご勘弁ということにして貰っています。

12月5日 営業担当者の雑記

ぼちぼち年賀状の準備を始める頃になりました。私は毎年干支に因んだ図柄が載っている小冊子を買いそれを版画にしていますが、この類の冊子が本屋さんになくなってしまいました。先日千葉そごう内にある三省堂で探したのですがありませんでした。結局近所の本屋さんに去年の分を持ち込み、更新版があれば取り寄せてくれという事で手にいれる事ができました。そういえば最近はコンビニでも本の取り寄せが出来るのですね。近所の本屋さんはやはりマスコミでの露出が多いもの、話題性のあるものなどを中心に品揃えしており私の欲しいものが中々ありません。また本屋さんは限られた場所にしかありませんがコンビニに行けば販売元に在庫の有無、何日頃入荷するかが聞け店に入ったら携帯に連絡して貰え帰宅途中に寄れば手に入りますのでとても便利です。勿論本代以外の料金も不要です。多分私が知らなかっただけなのでしょうが大いに活用しようと思っています。