11月11日 山茶花

私の家の斜め前の家の庭に植わった山茶花がもう終盤で白い花びらが沢山散っています。昔山茶花の宿という題名の歌謡曲(今でもこの言葉が残っているのか不明ですが)があったように記憶していますが、花に寄せる感情は人それぞれで私などは山茶花に特別寂しいといった気持ちはなく花の少ないこの時期に白やピンクが濃い緑の葉に映えて心を楽しませてくれる花です。ところで山茶花と椿は非常に似ています。ものの本によると三つの見分け方がお勧めだとか。まずは花の時期。10月~12月頃に咲くのが山茶花で12月~4月が椿。厳密な時期はともかく山茶花の方が早い。二つ目は花の散り方。椿が首が落ちるように花全体が落下するのに対し山茶花は花弁だけが散る。三つ目は椿の花がやや円筒形をしているのに対し山茶花は平べったいということのようです。花だけをみてもまったく区別がつきませんが落花の仕方に違いがあるので家の近所のは山茶花だと思います。

12月1日 営業担当者の雑記

12月1日。結構いい響きですね。あと一ヶ月でお正月。といっても子供のころのような感動はないのですが。ところで家のすぐ近所にある一軒家の玄関先に山茶花が植わっています。この木毎年律儀に紙細工のような白と薄ピンクの花を付け今年も目を楽しませてくれています。「ふと咲けば山茶花の散りはじめかな:平井照敏」良くいったものです。本当に咲き始めたかなと思っていたらもう下に花びらが落ちています。でこれで終わりかなと思ったら結構いつまでも咲き続けているのです。木の下と枝の両方に花を咲かせているのですね。ところでこの平井照敏さんとても面白い句を作っています。「目黒過ぎ目白を過ぎぬ年の暮れ」というのですがなんだか判じ物みたいだし、真剣に二つの駅の間には恵比寿、渋谷、新宿、代々木、高田馬場とありますが彼氏どこで下車して飲んでいるのかななどと勝手に想像してしまいました。彼が飲んべえなのか下戸なのかは知りませんが。