7月10日 四万六千日

今日は浅草寺の四万六千日です。コロナ禍で「ほおずき市」はないようですが法要はあるとのこと。この日は浅草寺が特別に設定した日で4万6000日分(126年ほど)のお参りと同じご利益があるという何ともありがたい日であります。いつ頃から始まったのかは知りませんが江戸時代には相当浸透していたようです。いつもだと境内は「ほおずき売り」の威勢のいい掛け声が飛び交いそれを買い求める人で大混雑ですがさて今年はどうなんでしょう。江戸風物の一つですね。四万六千日といえば落語「船徳」です。仕事のない若旦那があこがれの船頭になってみたいというので船宿に弟子入りし、ある日よしゃーいいのに一人でお客さんを乗せ大川を柳橋から浅草まで行くという話ですが道中(川上)の客との会話、操船出来ない「もたもた」など見どころ満載、演者もここぞとばかりそれぞれのキャラをぶち上げます。私はやっぱり亡くなった古今亭志ん朝のイナセがよかったナア。