5月18日 営業担当者の雑記

家の卯の花が咲いているのですがこの花とにかく元気が良すぎます。毎年枝を思い切り伸ばすので可愛そうなくらい切り倒しているのですが翌年は又しっかり枝を張ってきます。花は多分ベニウツギだと思うのですが濃い紅一色。野性的というか野放図というか枝という枝に花を一杯に付けています。奥の細道に出てくる「卯の花をかざしに関の晴着かな」は芭蕉一行が白河の関を通った時、能因法師の「都をば霞と共に立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関:春に都を出たのにもうすっかり秋風の季節になった」と季節の移ろいを詠んだ歌に呼応し昔竹田大夫国行という人がここで衣装を変えたという故事に習い、同行の曽良が辺りに咲いていた卯の花を無造作に髪にかざし芭蕉を慰めたというのですがこの花はとても可愛らしい感じがあります。私は勝手に白い花をイメージしているのですが家の奴は色も雰囲気も違いすぎる。やはり主人に似るのでしょうか。

2014年5月16日 営業担当者の雑記

タニウツギと童謡「夏はきぬ」に出てくるそして「奥の細道」にも出てくる「卯の花」を混乱していたというズッコケの話は先日しましたが今日は「柏葉あじさい」の話。この花はずっと以前鎌倉のとあるお寺で竹林の脇に優雅に咲いていたのを気に入り園芸店で買い求めたものですが、最初の年から優雅と言うよりは豊満とでもいいますか花房がとても大きいのです。義民佐倉惣五郎を祭る宗吾霊堂は庭一面が柏葉あじさいですが、ここにも拙宅のように大きな花房は見当たりません。去年はまったく花芽が付かずさびしかったのですが今年は結構花芽がついており期待しているのですがどうも豊満系のようです。多分そういう種類なのだと思いますが私の好みのサイズではありません。同じ花でも咲き方で随分イメージが違います。切ってしまう訳にもいきませんので伴侶に似たこの花も大事にしようと思ってはいますが。

2014年5月14日 営業担当者の雑記

お恥ずかしい話を披露。
先日知人にメールを送ったのですがその中で、拙宅の卯の花が満開になりました。そういえば奥の細道に「卯の花をかざしに関の晴着かな」という芭蕉にしては珍しくはしゃいだ句がありましたねなどと書きました。
実は私宅の卯の花は深紅です、ということは正式にはタニウツギ(スイカズラ科)ということでこの句のウツギとは違う花なんですね。この句が載っている情景は「卯の花の白妙に、茨の花咲きそひて雪にもこゆる心地ぞする」とありますのでなんか変だなと思い調べて真相が分かった次第です。さらにこの句の作者は本中にもあるように曽良ですよね。大体白河の関の章段に芭蕉の句がないのはなぜかなどと言われている位ですからこれも私の大ボケ。時々よく調べもせずに筆に任せて書いた後で間違えたことに気づくことがあります。まア間違えのままで終わるよりはいいのですが少し恥ずかしい話です。この大ボケは個人的なメールの話ですがもし私のブログをみている人で間違いに気付きましたらご指摘下さい。