3月28日 営業担当者の雑記
花といえば桜、桜といえば西行法師というのが相場ですがかの法師、桜の歌は生涯に230首ほど作っているようです。私は時々によって好きな歌が違うのですが今日あたりは「春ごとの花に心をなぐさめて六十あまりの年を経にけり」あたりがな。今から1000年ほど前平安末期の人ですがまあ全国を歩き回っています。その為法師にまつわる桜も至る所にある様ですが千葉にも東金市に「墨染の桜」というのがあります。これは法師が東大寺再建の為奥州藤原氏に寄進を依頼しに行く道中、紀伊深草の墨染桜を杖にして当地までやってきてその杖を土に刺し「深草の野辺の桜木心あらば亦この里にすみぞめに咲け」と詠んだ。後ここに芽を吹き「墨染め桜」となったと伝えられています。私が訪れたのは大分前ですが目立たない少し辺鄙な崖にあり800年とも言われる樹齢のため勢いはありませんがそれでも紅色の姥彼岸は全国的にも珍しいとされており一見の価値ありです。