12月7日 初霜

このところ朝の通勤時時々マスクを外すと息が白くなるのには気が付いていましたが今朝は畑が真っ白になっていました。多分初霜だと思います。最低気温を比べると今朝が特別寒かったわけではなさそうですが風向き、日照量などと関係するのでしょう。これからいよいよ本格的な冬になっていくのですね。今春亡くなった虚子の孫稲畑汀子さんに「初霜のありしと告げてゐる大地」というのがありました。なんという句でもないと思うのですが初霜に驚き大地がくっきりと浮かび上がりさあ初霜ですよと告げてでもいるような白さ。やはり凄い俳人はいとも簡単に心の感動を表現できるのですね。「初霜を身におきたらん如く老ゆ:山口青頓」というのもありました。だんだん寒さが身に染みてくる今日この頃。同じ老いるなら凛として初霜のようにすべてを白さの中に閉じ込めてしまう優しさを持っていたいものです。

11月29日 初霜

今朝は全国各地で今年一番の冷え込みだったようです。12月中旬の寒さだとのこと。私も通勤途中にある畑で霜が降りているのを見ました。多分初霜だと思います。建物の陰になっているところの草が薄っすらと白くなっていますが陽が当たるところはもう融けています。「初霜のありしと告げてゐる大地:稲畑汀子」。朝晩は随分冷え込んできましたので通勤時には薄いコートを着ています。もうそこに年末が来ているのですが繁華街の賑わいはどうなのでしょうか。大分緩和されているとはいえコロナの影響で忘年会を控える会社も多いと聞きます。私たちの一般社団法人松戸新聞販売協議会も昨年に引き続き今年の忘年会は中止。左党には辛い日々なのでしょうが酒が飲めない私には何の影響もありません。但し近所の和食屋で毎年家族が集まって楽しんでいる「ふぐ鍋」会はどうしようとかと思案中です。多分誘っても来ないでしょうからこれも今年は中止かな。