6月8日 営業担当者の雑記
今朝の通勤時に偶々読んでいた大岡信の本に「梅雨入りは立春から数えて135日目ですから大体6月の初旬から中旬にかけて、その日から30日間が梅雨どきというわけです」とありました。ここでいう「梅雨入り」は気象庁が発表する情報ではなく古来より稲作文化の雑節としてあるいわゆる「入梅」の事です。私は今まで「梅雨入り」とは気象庁が天気図をにらめっこしながら発表するものだとばかり思っていました。確かに植物にとってこの時期の雨は成長に欠かせないものですから農業従事者は年間スケジュールの中でも特に大切な梅雨を待っているのですね。そういえば昔婆さまが「やだねー入梅は」といっていました。私は「入梅」とは梅雨に入ることだけをさすことばだと思っていたのですがどうやらその時期のことも指すようです。黴がはえたり蒸し暑かったりと気候としてはあまり歓迎されませんが日本全体には必要なのですね。