9月21日 中秋の名月
今日は中秋の満月が拝める日だそうです。テレビなどで報道されますので毎年顔を拝みに外に出ていますが今年は天気が持ちそうとのことなので楽しみにしています。子供たちがいなくなってからは妻とお団子を食べる程度ですが昔は結構大切なイベントだったように記憶します。江戸時代イベントがあまりない頃は月見は大事な行事だったようでそれにまつわる句もたくさんあります。特に芭蕉はとても月見が好きだったようであちこちに観月に出かけていますが私は一茶の「名月を取てくれろとなく子哉」が気に入っています。随分歳が行って結婚した一茶は子供を溺愛したようです。確か生まれた子供は次々に亡くなっていき奥さんも亡くし一茶の憔悴は大変なものだったようです。もう何をしても可愛い子供、障子を破っても怒るどころかけしかけたりしています。そんなかわいい子供が更に無類難題を言うのですね。どう子供に対応したのか困った一茶の顔が浮かぶようです。