12月5日 中村医師殉死
30年にわたりアフガニスタンで人道支援に取りくんできた中村哲医師が現地で突然の凶弾に倒れた。もともと人道支援や国際貢献に強い関心があったわけではなかったとのことだが赴任したパキスタンで旧ソ連に侵攻され隣国アフガニスタンから流れ込んで来た難民を目の当たりにしてから彼の活動が始まった。2000年にアフガンが大干ばつになった時医療の限界を感じメスを捨て用水路建設に転じた。「百の診療所より一つの用水路」の考えから。危険なところにわざわざ好き好んでどうして行くのか、しかも医師という身分を持ちながら。それに対し「人としてこれをすべきだ」というのは誰もが持っているんだ、ただそれをそれをさらけ出すのは恥ずかしい。と。かの国の復興に命を懸けてきた彼、そして多くの人が彼の努力の恩恵をうけていながら何故!!。「恩をあだで返す」私にはそう思えます。勿論彼は自分の信念に従ってきただけでこうなることも予測していたというのでしょうが。