8月3日 下駄
昨日の帰宅途中自宅の庭から出てきたおじさんが下駄を履いていました。驚きです。浴衣着の人たちが下駄を履いているのは時々見かけますが普段では滅多に見ることはありません。私も小さいころ下駄を履いていた思い出があります。買ったばかりのものは鼻緒がかたく親指と人差し指でぐりぐり広げます。台の上に足を乗せると何とも言えない涼感があります。ちょっとカッコつけたいときはわざとカラカラ音を立てて歩きます。生家の最寄り国鉄駅(JR)のそばに下駄屋がありました。バアチャンに連れられて行き鼻緒を選んだ記憶があります。前の歯を斜めにして台とを地面に付ければ走ることも出来ました。大人になってから浴衣と下駄一式を作ったはずですが一度も身に着けていずまだ家に残っているのかしら。お相撲さんの雪駄もいいのですが下駄は庶民的な味がしていいです。といっても本当に久しぶりの下駄は一瞬にして私を遠い昔はるか彼方に連れて行きました。