3月1日 ロシアの俳句

昨日の日経夕刊「あすへの話題」に翻訳家の斎藤真理子氏が「ウクライナ」と題し「俳句が伝える戦時下のロシアーロシアの市民、8人へのインタビュー」という本の中からロシア人のオレクさんがロシア語で詠んだ句を紹介していました。「二月 川面に穴 ルーシの水すべて黒し」ルーシというのは1000年ほど前に栄えたキエフ・ルーシの事でプーチン大統領のいうロシアを指しているようです。今は一面凍り付いている川の一か所が溶け穴が開いておりそこが真っ黒に見えた様子を詠んだ句というが実はウクライナ侵攻のことをいっているようです。穴は一か所ではなくそしてその穴はどす黒く濁っているのですね。暗黒の世界とでもいうのでしょうかあるいは悪で覆いつくされているとでもいえばいいのでしょうか。公には戦争とは言わず特別軍事作戦と称されあからさまには物を申せない彼らの暗喩のようです。もう一句「たんぽぽに青い空 至る所に ウクライナ」