6月10日 ママごめんね

朝刊に福岡県篠栗町で起きた子供餓死事件の第三回目の公判が行われたと出ていました。この事件は2年前に当時5歳だった碇翔士郎君にママ友から洗脳された母親が食事を与えず餓死させたというものですがうかつにも今朝まで知りませんでした。朝この記事を読み絶句し妻に伝えるのにしどろもどろになりました。翔士郎君の最後の言葉は「ママごめんね」だったとのこと。私はかくも哀しく、絶望的で、愛おしい言葉を知りません。どんな目に合っていたのか詳細は知りませんが死に至る瞬間彼の発した言葉はきっと母親に対する彼の一番の愛情表現だったのだと思います。何があっても大好きな母親。その母親に最後にかけた言葉が「ママごめんね」だとは。彼の兄が現場にいて「翔が死んでしまう」と泣き叫んでも医者に連れて行かなかったこの母親。法律ではどのような判断が下されるのか分かりませんが人智を超えた世があるとしてそこの主も彼女を許すのでしょうか。