10月2日 ヒガンバナ

昨日営業途中にある松戸祖光院のヒガンバナを見てきました。ここは造園業者が入っておりびっしりとそして赤だけでなく白、黄色よピンクをうまく組み合わせとても見栄えがします。また庭園内には入れないのでどこからみても大体花で一杯です。お寺でヒガンバナとくれば何となく抹香臭い隠微なイメージがありますがこれほど沢山の花が咲いていると壮観としか言いようがありません。毎年楽しみにしている花ですが私は畑の高台、棚田などで天に向かって咲いているヒガンバナが大好きです。「つきぬけて天上の紺曼珠沙華:山口誓子」あるいは金子兜太の「曼珠沙華どれも腹だし秩父の子」の情景です。誓子の方はあくまで高い空に向かって孤高の花が咲いているさまを兜太のは無邪気な子供たちの元気いっぱいの姿を真っ赤なヒガンバナと対比させておりどちらも群花ではないように思います。少ないヒガンバナが凛として咲いている姿にはまぶしいほどの感動があります。