9月6日 パラリンピック閉幕
昨日でパラリンピックの全競技が終了し閉会式が行われました。私はパラリンピックをいくつかとはいえ熱を入れて見たのは始めてです。多分テレビもなかったと思います。コロナ禍で開催も危ぶまれていましたが無観客での実施は正解だったと思います。人間の体はあそこまで不自由さを克服するために各器官を総動員することができ、強い意志があればそれを使いこなすことができるのだと思い知らされました。腕がないのに体のバランスを取りながら速く泳ぐ、目が見えないのに長距離を走る(私は目をつぶると2,3mも歩けません)、サッカーではドリブルで相手をかわしシュートする。もう自分のこととして考えたらあり得ないことだらけ。義足の走り幅跳選手は健常者の記録を破っています。彼の脳は義足に対応できるようにその働きが変化していることも分かっています。「可哀そうだ」という感情は五体満足なのに何もできない自分への叱咤になりました。