9月6日 営業担当者の雑記
先日対馬で絶滅種のニホンカワウソかもしれない動物が発見されたと報じられましたが、通勤の行き帰りに時々読んでいる歌集に小島ゆかりさんの「いつどこでたったひとりに気付づきしかニホンカワウソ最後のひとり」という作品が載っていました。これはフランス堂のHPに一年間連載された作品を纏め2013年に発行された「純白光」という短歌集の中に収められているのですが、ニホンカワウソの絶滅宣言がなされたのが2012年ということですのでこの報道を見た小島さんが作った作品なんですね。詩人というのは随分含蓄のある言葉を操るのですね。もしかしたら対馬の「ニホンカワウソ」は最後の一匹になるのかもしれない。そして地球上のあらゆる生き物たちが或る日たった一人になってしまうかもしれません。今世界中が随分キナ臭くなっています。万が一にも最後の一人といった事態にだけはならないことを祈ります。