2月2日 営業担当者の雑記
先日日経に慶大教授土居丈朗氏が「機械と競争」の表題で面白い記事を書いていました。第四次産業革命による時代の変化は加速こそすれ後戻りすることはない。人工知能やロボットによる自動化は働く者がもつスキルを急速に陳腐化させる。オックスフォード大のM・オズボーン氏などによると10~20年以内に日本における現在の仕事の49%が自動化可能という。スマートマシンの大量出現で所得格差が深刻化、労働需要が減少するといった懸念が出よう。それへの対処は即ち、自分の持つスキルが陳腐化しないよう不断の努力が必要とか、数学的な論理が大切とかいった意見の中で、新時代を生き抜く為には自然科学だけの知識だけでなく何が自分と人間社会にとって価値あるものなのかを検討し「権威」に依拠しない自分の考えを正確に豊かに語る能力、説得力のある文章を書く力を養う事が、これからの大学の教養教育で不可欠と青学大猪木武徳特任教授は説く。スマートマシンでは未だ及ばない統合的見地とその的確な表現が求められるとうことだと解釈したが。