6月14日 営業担当者の雑記
今日の日経夕刊「私のリーダー論」はおもしろかった。ゴリラ研究の第一人者京都大学総長山極寿一氏が理想のリーダー像を語っています。ゴリラのリーダーに求められるのは「負けない心:攻撃し合わずに張りあって、周囲も自分も納得して引き分ける。」といいます。勝とうとする精神は、相手を屈服しようとするので自分は段々孤独になっていくが負けまいという姿勢は相手を対等に見るので友達を失わずに済む。だから仲間が出来る。そうやって人間の集団もつくられていったのでしょうと述べます。800万年ほど昔チンパンジー達とたもとを分かち独自の進化を遂げて今の人類があるようですが当時森の中で、草原で人間はとても弱い存在でした。ライオンと比べるまでもなくほんの小さな動物よりも体力的には劣っていたにもかかわらず生き延びてきた一つの要因は「集団生活」だと何かで読んだことがあります。今の社会でとても示唆的な言葉だと思います。