2014年9月25日 営業担当者の雑記

昨日イオンがスーパーのダイエーを完全子会社とするという発表をした。イオンの岡田社長は「ドラスティックな改革をやるときは上場企業であることは難しい」と説明。ダイエーという名称もなくなりそうだとのこと。思えば故中内功氏が1957年に1号店「主婦の店 ダイエー薬局」を創業以来それまでのジジババストアからスーパーマーケットという概念を日本中に広め、あっという間に日本市場を席巻した。1972年には当時小売企業日本一の三越を追い抜き80年には売上1兆円を達成。電器メーカーのナショナル、化粧品メーカーの資生堂という各業種NO1の企業と価格の主導権争いをし流通革命、価格破壊を唱え時代の寵児中内功氏絶頂の頃でした。しかし中内氏以外誰もグループ内にいくつの会社があり何をしているのか知らないという噂も出るほど只管大きくなったダイエーも1990年代に入るとその勢いにも陰りが見え始め2004年産業再生機構の支援を受け丸紅が入り、イオングループがテコ入れをしたが今に至るまで再建できなかったという事になる。全盛時のダイエーを思うと感慨深いものがあるがこれも企業の栄枯盛衰の一幕ということなのだろう。