3月2日 アンコンシャス・バイアス
今日の日経夕刊「あすへの話題」は田中優子氏の担当でその内容は辛らつです。アンコンシャス・バイアス(自分で自覚できない無意識の偏見のことだそうです)という題で例の森氏(あるいは同種の人達)をめった切り。森氏の「これは解釈の仕方だ」「女性を蔑視するとかいう気持ちは毛頭ない」に対し自覚できていないわけだから正直な気持ちだろうと。「女性が沢山入っている理事会、女性は競争意識が強い、女性っていうのはそういう」といった一連の発言には世界人口の半分を占める女性を十把一絡げにしてレッテルを貼った。頭の中で常におこなっている日常的な作業なのだろう。偏見とは一種の整理作業なのだとも。とどめの一発は「本を読まず、社会の動向を学ぶこともなく、新聞も気になる箇所しか読まない日々が想像される。年齢の問題ではない。じきに退職する私にとって、ありがたい反面教師であった。高齢者は学び続けよう。」と結ぶ。私にも少し痛いかも。