12月12日 のし餅
朝新京成みのり台駅から会社に向かう途中の米屋さんに「のし餅 12月28日お渡し 20日締め切り」と書いてありました。まず今どき米屋さんが珍しいのに餅搗きをするのはもっと少ないでしょうしその上「のし餅」ときました。関東の人にはなんでもないでしょうが北九州では丸餅でした。父が東京育ちだったので実家はのし餅も作っていましたが近所では圧倒的に丸餅でした。年末になると「賃搗屋さん」が石臼とその台を庭先に持ち込み3人で(これも相当珍しいと思いますが)調子を取りながら餅を搗くのです。出来立ての餅で大根おろしを包んだり黄な粉を付けて食べます。そして縁側でのし餅は大きな長方形の餅箱に出来立ての餅を流し込み形を作り、丸餅はまだ熱いのを片栗粉をまぶしながら丸く成形します。確か29日は「苦」が付くということで28日までに搗き終わっていたように記憶しています。今朝店先の広告で一瞬にして小さい頃の記憶が蘇りました。