8月11日 お盆

私は一足先明日から盆休みに入ります。といってもコロナ禍で墓参り以外スケジュールはありません。両親が亡くなり千葉にお墓を移してもう14,5年になります。お墓には両親、祖父母が入っています。無宗教で信心はまるでないのですが両親の命日、お盆には墓参りをするようになりました。先日娘から我が家の家系図はないのかと尋ねられました。勿論そんな大層なものはありませんし先祖のことをあまり語らなかった父からもほとんど歴史は聞いていません。ただ大昔本籍が居住地の小倉ではなく東京市小石川だったのを覚えています。当時小石川にあった東京砲兵工廠が小倉に移った時に祖父母が集団で転勤してきたようです。祖母は埼玉出身で彼女が亡くなった後その弟の葬儀に父の名代で参加し初めて親戚と対面しました。といったところまでは分かりますがそれ以前はもうわかる由もありませんがいい機会なので知っている範囲の歴史を娘に教えてあげようと思います。

8月12日 お盆

私の会社は明日から16日まで盆休みです。先日妻とバカ話をしているとき実は私の母も彼女の母親も長崎に原爆が落ちた時二人とも北九州小倉の兵器工廠で働いていたことがわかりました。義母は博多の出身ですから何かの縁で働くことになったのでしょう。天気が良ければ長崎ではなく予定通り小倉に原爆は投下されており私も妻もこの世には存在していませんでした。私の父親は落下傘部隊で名をはせたインドネシアのパレンバンで終戦を迎え数年の捕虜生活を経て日本に戻ったと聞きました。彼は戦争体験をあまり子供には話しませんでした。その父親も今は鬼籍に入っています。盂蘭盆会の由来はお釈迦さんの弟子目連の「親孝行」が起源だと聞きます。戦後の大変だった時期ひたすら子供の成長だけを生きがいにしてきた両親に対し感謝の気持ちも表さず親孝行もしなかった私としてはせめて盆中だけでも彼らのことを思い出しそして併せ8月15日を迎えようと思います。

 

 

 

8月16日 営業担当者の雑記

西日本はこのお盆中台風で大変な目にあったようですが、今回は交通機関などは早目の決定で立ち往生することはなかったようです。幸い関東地方は大きな影響も受けず盆を過ごすことが出来ました。12日に墓参りに行ったのですがそこで係の女性から面白い話を聞きました。それは奥様を亡くされた旦那様はその後祥月命日に必ずお参りに来るのですが見るからにショックを受けており心なしか体も一回り小さくなっているように感じた。一方旦那さんを亡くされた奥様は当初大変な落ち込みようで泣いてばかりいたのだがそのうち大層元気になられ自分の趣味や旅行をたのしんでいるのだとか。係の女性曰く「やはり男性の方が純情なのかしら」と。確かに女性の方が生活力はあるしおさんどんも自分でやっていたのだから何にも問題なく却って自分の好きなように出来るのでいいのでしょう。いまからでも遅くない、何とか自分のことは自分で出来るように準備をしなくっちゃ。

8月12日 営業担当者の雑記

私達は明日13日~16日まで「お盆休み」です。昔なら薮入りということで待ちに待った休暇ということなのでしょうが休日の増えた今では少し長い休みという感覚なのでしょうか。それでも故郷のある人は実家の墓参りといった習慣はまだまだ残っています。職種に依っては稼ぎ時という事でむしろ忙しいところもあるようで私の娘も休みどころか「一大決戦」とかいって張り切っています。お盆の由来は日本古来の風習と仏教とが融合したもののようですが我が家では毎年13日に迎え火、15日に送り火をします。家の外で麻ガラを燃やし仏壇にはまこもの上に動物を象ったナス、きゅうりなどをお供えします。実家ではウリ、ぶどう、モモなど季節の果物もお供えしていたように思います。また京都では大文字焼が有名ですが私の故郷にも「小文字焼」というのがありましてこちらは「小」の字を山で焼く行事です。小さい頃はお盆を過ぎるとクラゲがでるので海には行くなと言われましたし、行事が概ね終わり夏が往ってしまうのかなという少しさみしい感じがしたものです。