4月14日 営業担当者の雑記

先日藤原定家の「明月記」に書き残した「赤気」がオーロラであることが裏付けられたとする論文を国立極地研究所や国文学研究資料館のチームが米地球物理学連合の学術誌に発表されたと出ていました。私は星野道夫さんがその著書でアラスカのオーロラを紹介しているのを見て何とも幻想的な色彩、動きに感動しましたが規模は違いあるいは形状も異なるのでしょうがそれが800年ほど前京都で見られたとは驚きです。そもそもオーロラがどうして発生するのかといった話は説明されてもよくわからないのですが今回は定家の描写、同時期の中国の文献などを文科系の学者が物理学の先生が過去2000年間の地磁気の状況を調べる共同作業から「山の向こうで起きた重ねがさね恐ろしい赤気」がオーロラだと解明できたと言うのです。私は多分最初は誰かの?から始まったプロジェクトのような気がしますがそれをきちんと解明してみせた学者さん達の努力、根性に感服しました。