2014年7月31日 営業担当者の雑記

昨日大相撲関脇豪栄道の大関昇進が決まり恒例の伝達式があった。この時の口上が結構話題になる。嘗て聞いたこともないような難しい四字熟語を述べた力士もいたが今回は「大和魂を貫く」というものだった。本人いわく上位に沢山いる外国人力士への対抗心込めたわけではなく師匠、おかみさんと相談して自分の気持ちを伝えたかったとのこと。いやーこの大和魂と言う言葉は随分久しぶりに聞きました。甚だ古い話になりますがもう45年以上昔藤猛がプロボクシングスーパーライト級のチャンピオンになったとき「オカヤマノオバアチャン」「カッテモカッテモカブト」「ヤマトダマシイ」などとたどたどしい日本語でコメントし当時大ブームになったことを覚えています。ハワイで生まれ育った彼は所属事務所の指示のままに言ったようですがあの強烈なノックダウンとヤマトダマシイはいまだに心に焼き付いています。歴史的には複雑な背景を持った言葉ではありますがここは豪栄道の決意の程を示す彼なりの言葉として聞きました。大活躍のモンゴル人力士たちの中にあって今後の彼の一層の活躍と出来ることならば綱とりを期待したいものです。

2014年7月30日 営業担当者の雑記

昨日の読売新聞夕刊「よみうり寸評」におもしろい記事が載っていました。九州大学で日米1万人以上を調べた結果、血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとの結論が出たとの事。私は元々血液型には全く関心がなく、ましてそれが人間の性格を表すなどという事はあり得ない、人類誕生以来引き継いできた色んな組み合わせに依り出来た「私」の性格がたった四つに分類されてしまうのは乱暴すぎると思っていましたので極当たり前の結果だと思います。他人の性格をよく知りもしないで○○の血液型だからこんなタイプの人だとか、酷い時にはこの血液型とこの血液型は相性が悪いので部下にするにはよくないといった人事管理にまで持ち込む人がいるとも聞いたことがあります。ほとんどおまじないとか占いの世界なので酒の席での盛り上がり、男女の中を接近させる為の小道具に使われるのには大変結構なことですがそれだけに留めて欲しいものです。元来私達は他人に、ある種のレッテルを張り勝手にその人と成りを決めつける傾向がありますが外見と違う優しさとか初めとっつきにくかった人が実はとても気遣いをする人だったとか予測外れは数々経験しています。他人との出会いには先入観を持たずその人の全体を見ていくように心がけたいものです。

2014年7月29日 営業担当者の雑記

先日佐倉の川村美術館の庭に向日葵を見がてら同じ方向にある国立歴史博物館の「弥生ってなに?!」を見てきました。美術館は休館日だったせいか人が少なくゆっくりと楽しむことができました。また歴博は夏休みということで親子連れが結構いましたが私は久しぶりだったこともあり結構ワクワクすることが出来ました。氷河期の末期1万2,3千年頃から縄文時代が始まり大陸から稲作が伝来してきた紀元前1,000年位から弥生時代が始まったとの事です。縄文土器の装飾、弥生時代の農耕具、黒曜石から刃物を作る過程、集落の作り方、稲作の場所など興味ある説明の数々にすっかりはまってしまいました。帰りに家のそばのミニストップでマンゴパフェを食べたいと言った家内が出発後まもなく寝息を立て始めましたので出来るだけブレーキ、発進を滑らかにしました。ちらちらと横をみるといかにも気持ちよさそうに舟を漕いでいます。年を取ったせいでしょうかその様子をみてなんだかとても穏やかな気分になりました。小一時間後まさにお店の傍にきたらパチッと目を開けました。

2014年7月28日 営業担当者の雑記

大相撲名古屋場所は白鵬の優勝で終わりました。日頃はライブで見ることはありませんので昨日はじっくりとテレビ桟敷で観戦しました。少しは相撲人気も復活してきたのでしょうか昼前から大入り満員だと言っていました。それにしてもやっぱり白鵬は強かったですね。途中焦りからか強引な投げで墓穴を掘り2敗はしましたが30回目の優勝。凄いもんです。休場がなく金星の配給も歴代横綱に比べ極端に少ないと言う事では彼の憧れ「双葉山」にも並び立つのではないだろうか。おもしろかったのは過去の30回以上優勝者の相撲がビデオであったのですが彼らはほとんど手を付かずに立っていました。やはり両手を下ろして立ち上がる方が見慣れた所為もありましょうが好きです。また人気の大砂嵐は1敗の負け越し、遠藤は1勝の勝ち越し。上位に来ると中々勝たせては貰えないようです。また豪栄道が12勝3敗で大関昇進を確定したようです。ワンチャンスを物にする集中力は凄いものです。何回もあったチャンスを物に出来ていない稀勢の里は残念ですね。年六場所は相撲取りにとっては休む間がなく大変でしょうが観戦側からは丁度いい加減かな。

2014年7月25日 営業担当者の雑記

今日営業で松戸二十世紀辺りを走っていたら野菜畑がありました。夏野菜が植わっています。思わず車を止めて傍まで行きますと「ナス」「アカジソ」に混じって何やら得体のしれないものがあります。背丈は1mほどで外は黄色い薄い生地の5枚の花の中にチョコレート色の花が咲き、天狗の団扇のような大きな3枚の葉と丈夫そうな茎に沢山節がある野菜。始めてみました「オクラ」なんです。茎から直接ドングリの頭のようなものを下にあの形がびゅーんと伸びているのです。結構感激です。で「おくら」って英語なんですね。「OKRA」。原産地はアフリカ東部エチオピア辺りのようでエジプトでは紀元前元年頃には栽培されていたとか。小さい頃我が家ではこれにマヨネーズをつけてかぶりついていたのですが家内のいえでは輪切りにして酢醤油にいれかき混ぜネバネバさせて食べていました。なるほどこの食べ方もありだなと思ったのを覚えています。いずれにしても夏を代表する野菜の一つで冷たい麺にも箸休めにも時にはネバネバをご飯に混ぜて本当に重宝しています。またこのアカジソが梅干しの色の元なんですね。私は大葉といい赤紫蘇といいあの香りがとても好きで刺身のツマなんかに添えてあると全部食べてしまいます。それにナス。ああ今日の晩御飯はなんだろう。

2014年7月24日 営業担当者の雑記

会社の行き帰りに「さるすべり」が咲いているのを見かけます。
この花は毎年忘れずに花を付けます。多分樹勢が強いのでしょう街路樹にもなっています。個人の庭にも公園にも寺院にも鎮守さんにもどこにでもこの木はあります。そして花の時期は7月中旬頃から9月末まで夏をまるまる彩ります。色も紫、白、ピンク、オレンジなど様々で大好きな花の一つです。殊更艶やかなわけではないのだが小さな花が一杯に付きひと塊りになっていたり枝に沿ってびっしりと花を付けていたり、若木は葉が少なくただただ花を付けていますが老木には生い茂る葉の中にしっかりとその存在感を見せている花があります。私は鎌倉極楽寺の「さるすべり」を始めて見た時大感激しました。かなりの年代物のようで枝を四方に大きく張り出し背丈も4,5mはあろうかという大木です。写真をとるにもその全景を入れるのはちょっと無理なようです。お堂の前から桜の木の隙間から庫裡からあちこちから眺めようやくその姿が分かります。どんなに暑い盛りでも木陰に入ると涼しく感じます。鎌倉には百日紅があるお寺さんが多いような気がしますがそんな中極楽寺のは毎年見たい花の一つです。

2014年7月23日 営業担当者の雑記

近所のお庭に3本のヒマワリが植わっています。そのうちの一本は3mになろうかという大きなもので人の背丈の塀を飛び越えて咲いています。茎も5cm程もあろうかという丈夫なもので花自体もとても大きくまた内側の部分もきめが細かくとても立派です。さらにもう一軒のうちは敷地が広く畑があるのですがそこのひまわりは黒いのです。最初は手入れが悪く変色したのかなと思っていましたがいかにもがっしりとした茎と大きく広がった葉をみるとそうではないようなのでネットで調べてみましたら「黒いひまわり」というのがあるのですね。多分ココアという品種かと思います。色は漆黒というのではなく紫と濃い褐色を混ぜ合わせたようなやはりココア色が似つかわしい色です。夏=ひまわりの図式に出てくるひまわりとはまるで違う色なので変な感じです。一代交配雑種なのでその種から必ずしも黒いひまわりが咲くとは限らないようですがあちこちにあるひまわり園が全部黒色だとびっくりするでしょうね。そういえば佐倉にある川村美術館の庭にはゴーギャンだとかゴッホだとかの名前が付いたひまわりが沢山咲いていましたが今年はどうなのでしょうか。

2014年7月22日 営業担当者の雑記

昨日の大相撲名古屋場所9日目遠藤vs大砂嵐はとてもおもしろかった。22歳、23歳と若さいっぱい、片や学生相撲出身の期待の星で順調に出世してきた力士、片やエジプト出身で現在ラマダン中という話題一杯の力士。先場所は大砂嵐の「かち上げ」が遠藤の顔をモロに直撃しほとんどノックダウン状態で倒れました。今場所の大砂嵐はその得意技で二人の横綱から金星を取っており、さて遠藤がどんな相撲を見せるのかテレビ桟敷で大いに盛り上がっていました。立ち上がり大砂嵐の得意技を封じた遠藤はがっぷり四つに組み止めての力相撲。両者満身の力を込めた押しとそれをこらえる攻防は見事でした。結局遠藤が上手投げで勝ったのですが本当に見ごたえのある大一番でした。勝っても口は重い遠藤は人気と実力のギャップに悩んでいるとか。いまだ人気先行ではあるが早く力を付け番付け上位で戦い大関、横綱になって欲しいものです。三横綱がみんなモンゴル出身というのも少々寂しい気がします。今場所も白鵬が一歩リードしていますが何とか千秋楽まで接戦で優勝争いをして欲しいものです。
ところで倉敷で行方不明になっていた女児が無事保護され本当に良かったですね。他人事とは思えません。

2014年7月18日 営業担当者の雑記

ベネッセの顧客情報漏えい事件は17日に犯人が逮捕されたと報じられています。今回のケースは約1億件のデータを持ちだしたこと、それがすべて子供をもった家族情報であることなど非常に社会的影響の大きな事件で、事の性質上犯人が捕まったので1件落着とはいかない所が困ったものです。この種の情報は果てしなく拡散していくので止めようがなく漏えいされた方々の心痛はあっさりとは収まらないですよね。これと直接関係はありませんが以前から子供の進学、入学の度に各社から商品カタログが本当にタイミングよく送られてくるのを苦々しく思っていました。不正な手段で私達の情報が取引されたり、あるいは一度何かを買った時に先方の求めに応じてアンケートに記した情報が売主以外にも流通しているのではないかと思っていました。大体先方の求めに応じて事細かな情報を書き半ば疑いつつも提出してしまう方も悪いのでしょうがとにかく大きなお金が動き色んな所に家庭内の情報が広がってしまうのは本当に困ったものです。情報を取り扱う会社にもその管理は徹底して貰わなければなりませんが自衛手段として求めに応じて簡単に身内の情報を公開してしまうことのないよう注意する必要がありますね。

2014年7月17日 営業担当者の雑記

今朝の日経「交遊抄」に嘗てシンクロナイズドスイミングで大活躍しソウル五輪では銅メダルを取った小谷実可子氏が非常に示唆に富む文章を書いていました。ソウル五輪が終わった直後、全く面識のない米国人から電話があり「野生のイルカは君よりも美しく泳ぐ。僕とバハマに行ってみないかい?」と誘われた。彼女はその当時まったくイルカに興味がなく無視。4年後彼女はバルセロナ五輪で補欠となり現役引退。失意の中ロスアンゼルスに滞在中またあの彼から「10分間だけ時間をくれ」と連絡があり渋々会った。彼は当時の競泳界のスーパースターであったマット・ビヨンデが野生のイルカと共に優雅に泳いでいる映像を見せた。その情景に心を奪われ翌年ビヨンデとバハマを訪ねた。カリブ海の大海原でイルカたちと対面すると、人生の全てだと思っていた五輪がちっぽけなものに感じた。同時に、現役引退後も前向きに歩んでいこうという気持ちが芽生えた。彼とイルカとの出会いが、彼女の第二の人生の礎になっているというもの。オリンピックを目指し燃え尽きた経験などない私に彼女がイルカと泳いだ時の感激、オリンピックが人生の全てでもないだろうと悟った瞬間を想像することは出来ないが、しかし偉大な自然が彼女をまっさらにし新しい一歩を踏み出す契機になったというこの話は心を打ちます。