2014年8月12日 営業担当者の雑記

明日からお盆休みです。といっても故郷に親兄弟が住んでいるわけでもまして家があるわけでもないので我が家でのんびりと過ごします。あまり天気がよさそうでもないので近場の美術館、映画館巡りと言ったところです。渋滞何十KMとか乗車率何百%だとかの中長い道中の往復をする人たちは大変ですね。それでもジジババに孫の顔をみせたい、友達に会いたいという気持ちもよくわかりますのでここはひとつ辛抱ということで。台風がまたきたり大雨が降ったりすることのないように。それではまた18日までしばし御免。

2014年8月11日 営業担当者の雑記

今回の台風11号はとんでもない被害をあちこちに置いて行きました。何しろ動きが遅かったのでその影響が本当に長く、また台風の所在地とは遥かに遠い地域でも猛烈な雨が降りました。高知県では1000mmを越える雨だとか。テレビでも報じていましたが1000mmとは1Mのことでそこら中万遍なく1Mの量が降ったということでこれが山からあるいは高い所から低い所に一度期に押し寄せると想像を絶する量になります。高知県では鏡川の上流にあるダムがコンピューター管理の水量調節から手作業に切り替えダムの高さぎりぎりまで貯水し出来るだけ放水量を少なくしたとの事。コンピュータに任せたままだとダムを開門することになり下流で水の被害が出る、かといってダムを越水すると管理不能になるということで命がけの作業でかろうじて大惨事を防いだとのこと。今朝北海道の西海上でようやく温帯低気圧になったようです。関東地方は幸いにして大きな被害はなかったようですがこれからが台風シーズン本番。何とか列島に上陸しないように、そこそこの大きさでありますように。私達も充分対策を取っておきたいものです。

2014年8月8日 営業担当者の雑記

いよいよ来週は盆休みですね。
小さい頃は親に連れられてジジ・ババの家に行ったり、「お祇園さん:祇園祭りのことをこう呼んでいました」に行き必ずアイスキャンディーを皆で食べました。今では考えられないほどの小さな本当に小さな事ですが家族揃って何かを食べると言うのは年に何回もない贅沢でした。父と母は必ずお祇園さんの時は喧嘩をし帰りはいつも母とだけでした。そんな両親も亡くなってどちらも七回忌が過ぎました。もう故郷に帰ることもないので数年前お墓を千葉に移しました。まったく信仰心のない私も年を取ったのか両親が呼んでいるのか今年はお墓の掃除にいってこようと思います。
家内がそんな家庭で育ったのでしょう盆は必ず子供達と一緒に迎え火、送り火の儀式をしています。麻ガラに火を付け燃えきるまで傍で見ています。子供達も何の違和感もなく参加していました。子供達も一人、また一人と独立していきました。そんな中お墓参りを伝えると長男がくると言っています。殊更信仰心などといわずともこの時期祖先の霊に今自分が在ることの感謝をするのは伝えていきたい風習です。

2014年8月7日 営業担当者の雑記

今朝は台風の影響なのか風がとても強く電車の線路わきに生えている雑草が大きく揺らいでいました。
青空、風。突然宮崎駿監督の「風立ちぬ」を思い出しました。とても青い空に白い雲が浮かび飛行機が一機、二機、三機やがて空一面にあふれていくあの画面は鮮明に覚えています。あの作品を最後に宮崎さんは監督業を引退したのですね。底抜けに青い空にはいくつもの想い出があります。映画マンマ・ミーアの海岸、甲子園球場に母校の応援に行った時、シドニーオペラハウスの上に広がる海と空、吸いこまれるような青色はなんだかぐちゃぐちゃなものを一括りにして全部持って行ってしまうそんな感覚があります。色彩心理学的では気持ちを鎮め心を落ち着かせる色となっていますがそれ以上に心を空白にしてしまうような気がします。
夏真っ盛りの青空のなか通勤途中の森の木々が風に揺れ蝉の声もいつの間にかアブラゼミからヒグラシに代わりました。今日は立秋。秋きぬと目にはさやかに見えねども風のおとにぞおどろかれぬる(藤原敏行)

2014年8月6日 営業担当者の雑記

今朝通勤途中の道端でセミの死骸をいくつか見つけました。土中生活から地上に出てきて多分子孫を残しその一生を終ったのだと思います。今日8月6日は69年前広島に原爆が落とされた日ですね。今年は安倍首相も参加されての式典だったようですが43年ぶりの雨だとか。8時15分今日の東京の空のように抜けるような青空に閃光一閃14万人の方々が亡くなりました。生まれたばかりの赤ちゃん、可愛い盛りの子供達、子供の成長を楽しみに一生懸命銃後を守っていたお母さん達。彼らのこれからの人生を一瞬にして奪ってしまった原爆。さぞかし無念の思いで亡くなったことと思います。近親者に原爆での被害者はいませんが
見るにつけ聞くにつけその惨状は想像を絶しています。数10年間平和な時代が続いている日本、もしかしたら広島の長崎の忌まわしい事実が忘れ去られようとしているような気がします。世界中で戦争に依る痛ましい被害者が出続けていますが原爆に依りこんなに多くの民間人が被害を受けたのは日本だけです。
広島市長の「核兵器もない、戦争もない平和な世界を築く為に被爆者と共に伝え、考え、行動しましょう」というメッセージを重く受け止めたいと思います。

2014年8月4日 営業担当者の雑記

昨日の日経に「土偶の一万年」という記事が出ていました。先日佐倉の歴史博物館に行き縄文土器の素晴らしさに圧倒されたばかりだったので興味を持って読みました。国学院大学の小林達雄氏は「土偶とは本来、人間でなく自然界の精霊を表現したものだったので人間と同じ姿形では精霊とは言えない。顔を形作るのは何千年もの間タブーだった」とおっしゃる。それが縄文時代中期のある時点で堰を切ったように土偶は大型化し、頭部や手足が形作られ様々な表現が試みられるようになった。その中でも山形県で出土した「縄文の女神」。その複製を依頼された陶芸家濱田友緒氏は「4,500年も前に作られたという事が信じられない、洗練されたデザインは今日前衛彫刻や現代アートとしても高く評価されるに違いない」と。さらに山梨県で出土した「円錐形土偶」の表情は子を宿した女性の特徴を捉え、表現したいという旺盛な意欲が伝わってくる。タブーを超越できるだけの力量と強い意志を持った一人の天才的な作り手の面影が浮かび上がると筆者。戦後濱田庄司、岡本太郎、柳宗悦など土偶に強く魅せられた現代の文化人は多いが、土偶を考古学の枠に押し込め、日本の美術史は飛鳥文化や白鳳文化に始まるとする風潮は依然根強い。同時代の世界各地の文化と比較しても土偶のデザイン性や多様性は圧倒的。日本独自の文化という点からもっと評価すべきではと文化庁文化財調査官原田氏。

2014年8月1日 営業担当者の雑記

昨日テレビを見ていたら孫正義さんが出ていました。
かのソフトバンク社長。次々にM&Aを繰り返し今や総売り上げ6兆6千億という持ち株会社の社長さん。また東北大震災時には100億円の援助をするなど話題には事欠かない人物。でこのテレビのテーマは「ほら話」。孫社長のことを「大ぼら吹き」と言う人がいるが彼の場合はそれを本当に実現してしまうということで20代で事業を始めた時に10年で500億円の売り上げにするといったとか、携帯事業を始めた時は当時とんでもなくガリバーだったNTTをひっくり返すと宣言したといったエピソードから始まった。今彼が注目しているのはロボット。もし人口が中国より労働人口が少ないという理由でGNPが低いのなら3000万台の働くロボットを作ればいい、2030年までには一家に一台ロボットがあるようになるという「ほら話」。しかしこの話も介護分野、認知症に対する心のケア(ほぼ人体の形をしており相手と会話をし、リモートコントロールではあるが体の触れあいによるコミュニケーションも出来るロボット)分野など知らないところでどんどん使われているようです。彼の凄い所はほら話がほら話で終わらない所で、まず事をぶちあげてそれからどうすれば実現するのかを考えるということ。あくまでポジティブなんですね。

2014年7月31日 営業担当者の雑記

昨日大相撲関脇豪栄道の大関昇進が決まり恒例の伝達式があった。この時の口上が結構話題になる。嘗て聞いたこともないような難しい四字熟語を述べた力士もいたが今回は「大和魂を貫く」というものだった。本人いわく上位に沢山いる外国人力士への対抗心込めたわけではなく師匠、おかみさんと相談して自分の気持ちを伝えたかったとのこと。いやーこの大和魂と言う言葉は随分久しぶりに聞きました。甚だ古い話になりますがもう45年以上昔藤猛がプロボクシングスーパーライト級のチャンピオンになったとき「オカヤマノオバアチャン」「カッテモカッテモカブト」「ヤマトダマシイ」などとたどたどしい日本語でコメントし当時大ブームになったことを覚えています。ハワイで生まれ育った彼は所属事務所の指示のままに言ったようですがあの強烈なノックダウンとヤマトダマシイはいまだに心に焼き付いています。歴史的には複雑な背景を持った言葉ではありますがここは豪栄道の決意の程を示す彼なりの言葉として聞きました。大活躍のモンゴル人力士たちの中にあって今後の彼の一層の活躍と出来ることならば綱とりを期待したいものです。

2014年7月30日 営業担当者の雑記

昨日の読売新聞夕刊「よみうり寸評」におもしろい記事が載っていました。九州大学で日米1万人以上を調べた結果、血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとの結論が出たとの事。私は元々血液型には全く関心がなく、ましてそれが人間の性格を表すなどという事はあり得ない、人類誕生以来引き継いできた色んな組み合わせに依り出来た「私」の性格がたった四つに分類されてしまうのは乱暴すぎると思っていましたので極当たり前の結果だと思います。他人の性格をよく知りもしないで○○の血液型だからこんなタイプの人だとか、酷い時にはこの血液型とこの血液型は相性が悪いので部下にするにはよくないといった人事管理にまで持ち込む人がいるとも聞いたことがあります。ほとんどおまじないとか占いの世界なので酒の席での盛り上がり、男女の中を接近させる為の小道具に使われるのには大変結構なことですがそれだけに留めて欲しいものです。元来私達は他人に、ある種のレッテルを張り勝手にその人と成りを決めつける傾向がありますが外見と違う優しさとか初めとっつきにくかった人が実はとても気遣いをする人だったとか予測外れは数々経験しています。他人との出会いには先入観を持たずその人の全体を見ていくように心がけたいものです。

2014年7月29日 営業担当者の雑記

先日佐倉の川村美術館の庭に向日葵を見がてら同じ方向にある国立歴史博物館の「弥生ってなに?!」を見てきました。美術館は休館日だったせいか人が少なくゆっくりと楽しむことができました。また歴博は夏休みということで親子連れが結構いましたが私は久しぶりだったこともあり結構ワクワクすることが出来ました。氷河期の末期1万2,3千年頃から縄文時代が始まり大陸から稲作が伝来してきた紀元前1,000年位から弥生時代が始まったとの事です。縄文土器の装飾、弥生時代の農耕具、黒曜石から刃物を作る過程、集落の作り方、稲作の場所など興味ある説明の数々にすっかりはまってしまいました。帰りに家のそばのミニストップでマンゴパフェを食べたいと言った家内が出発後まもなく寝息を立て始めましたので出来るだけブレーキ、発進を滑らかにしました。ちらちらと横をみるといかにも気持ちよさそうに舟を漕いでいます。年を取ったせいでしょうかその様子をみてなんだかとても穏やかな気分になりました。小一時間後まさにお店の傍にきたらパチッと目を開けました。