2014年9月1日 営業担当者の雑記

今日9月1日は防災の日です。
今から91年前1923年のお昼前マグニチュード7.9の関東大震災が発生し神奈川、東京を中心として190万人が被災、11万人が死亡あるいは行方不明になった。その惨状は私が小さい頃バア様から聞いた話ですが川には死骸が浮き道路は大八車に荷物を積んだ人たちであふれかえり、そこらじゅうが焼けており流言飛語の類が飛び交い何とも物凄い状況だったらしい。浅草十二階(凌雲閣)が大破したのにもびっくりしたとの事。当時の状況は甚だ物騒な時代だったようで、時々よその国で見られるような震災に乗じたもの取りが横行し更には朝鮮人へあるいは政府に反対する人たちへの激しい弾圧も行われたとのこと。勿論テレビはなく唯一の情報手段である新聞社が倒壊し今では信じられないような噂が広まったりしたようだ。それから88年後の東北大震災の傷跡はいまだにそこここに残っていますが今とは比べるべくもない当時の被害は想像に絶するものであったろうと思われます。今夜は忘れたころにやってくる災害に対し我が家でもその具体的な対策を講じておくように話し合いたいと思います。

2014年8月29日 営業担当者の雑記

今朝の日経新聞「無人けいざい②」でおもしろい記事を見ました。内容は千葉大学で開発している無人宅配ヘリが電波法の規制で2、3キロしか飛ばすことができず実用化で遅れが出ることを懸念しているというものです。このヘリは無線操縦のような手元操作が要らず、パソコンで航路を設定すると目的地まで狂いなく飛ぶ。重さ5キログラムまでの荷物を運べ搭載カメラのリアルタイムの画像データを用いれば、人が寄りつけない大型災害や事故の現場をいち早く正確につかめる為国内外の企業が熱い視線を送っていると言う事です。アメリカではアマゾン・ドット・コムが無人ヘリの実証実験認可を申請するなど実用化の動きが急速に高まっており、折角の技術が規制の壁に阻まれてしまうと言う事で野波特別教授は電波の出力上限引き上げを総務省に求めているが、なかなか進まないとのこと。自動運転車でも日本で実証実験したのは1978年でグーグルより30年早かったのに走行データの蓄積では州政府を巻き込み一般道での走行試験をいち早く始めたグーグルに遅れをとっっているとのこと。折角いい技術でビジネスチャンスが広がろうとしているのに何かと国の規制が邪魔をするのですねエ。

2014年8月28日 営業担当者の雑記

先日東京都美術館で開催中のメトロポリタン美術館 古代エジプト展「女王と女神」に行ってきました。メトロポリタン美術館は世界有数のエジプト・コレクションとして毎年五百万人以上の来場者があるとのことで今回はその中でも「ハトシェプスト女王」関連の出土品を展示。ハトシェプスト女王は紀元前1500年ころ日本で言うと縄文時代末期の人で、王位継承権を持つ継子の摂政としてエジプトでは珍しい女性ファラオとして20年ほど君臨したとのこと。当時使っていた髪結いの道具、化粧道具、柄鏡、ブレスレット、腰飾り、スカラベをモチーフにした指輪、冠、香油壺、楽器などいかにも女性らしい細やかで豪華な装飾品は今でも使えるようなデザインでした。さらに彼女の時代は平和で近隣諸国との交易が盛んに行われておりそこからの、少しエジプト風ではない異国情緒の漂う珍しい調度品が沢山展示されていました。また圧巻は彼女が作ったハトシェプスト葬祭殿。勿論写真なのですが崖の斜面に沿った左右シンメトリーの壮大な一見ギリシャ風の宮殿は何とも見事なものです。是非ともメトロポリタン美術館とこの宮殿の実物を見たいものです。

2014年8月27日 営業担当者の雑記

今朝朝刊に入っていたあるサプリメントのチラシに非常に魅力的な後ろ姿の男女が載っていました。特に男性は浅黒い体に白いパンツがとても印象的な広告です。この会社は昔から宣伝の質が高いことで知られており後に大文豪になった人達が多く活躍していた名門企業として有名です。今回のチラシは比較的高年齢の人たち向けのサプリで脇にはそれを摂取した人たちのコメントがでています。この推薦文と贅肉のない非常にしまった体の男性をみるといかにも効果が出そうな内容になっています。いくつになってもお腹が出ているような体型にはなりたくないと常日頃思っている私は思わず使ってみようかなと思ってしまいました。上手な広告です。お化粧でもサプリでも元々きれいな人があるいはアスリートがモデルになっているのですから圧倒されるのは当たり前なのですが、思い込みの激しい私などはもしかしたら自分もああなれるのではなどと思ってしまいます。まんまと企業の狙いにはまってしまいながら、それでもやっぱりモデルのような体型になりたいな小声で言っている自分が恥ずかしい。
上記で宜しく

2014年8月26日 営業担当者の雑記

第96回高校野球夏の甲子園が終わりました。
決勝戦は大阪桐蔭が三重に4対3で逆転勝ちで優勝。
桐蔭の打撃は物凄かったが初戦から逆転勝ちが続き選手諸君はひやひやの連続だったでしょう。三重のスクイズを外した桐蔭のピッチャーは凄いが、三重最後のバッターのショートゴロはワンバウンドでの送球。ファーストが目いっぱい体を伸ばしてかろうじてアウト。これがセーフなら同点、エラーならサヨナラ負けという際どい試合。ハラハラドキドキの勝利に嬉しさもひとしおでしょう。地元同士の戦いということもあるでしょうが平日なのに甲子園は満員。やっぱり高校野球人気は高いですね。今年の試合は走って走っての試合、ホームランの打ち合い、逆転につぐ逆転、また日頃は早くに姿を消してしまう甲信越勢が揃って残っていたりなどみどころ一杯の試合ばかりでした。この暑い中連戦で疲れるだろうに何とか勝ちたいといういう選手たちの気持ちが素直に出てくる姿はいつ見ても感動します。

2014年8月25日 営業担当者の雑記

昨晩NHKスペシャル「神秘の球体 マリモ 北海道阿寒湖の奇跡」を大変興味深く見ました。球体マリモは世界でも今やこの阿寒湖のキュールイ湾岸だけにしか生息していないとのことです。以前はアイスランドの湖にもいたらしいのですが環境の変化でいなくなったようです。本来一本一本の藻は葉を伸ばし出来るだけ太陽の光を取り入れることで光合成をしているのになぜマリモは最も非効率的な球体になっているのか?そもそもどのようにして球体になるのか?釧路市マリモ研究室の若菜勇氏が昨年国の特別許可を得て複数の水中カメラを1年間に亘り設置しその生態を捉えた。それに依ると風速6~7メートルの風が吹くと波が岸近くの底に生息しているマリモを上下させ他のマリモとぶつかりながら円運動をする中で段々球体になっていく、そしてマリモが移動することでその下にあるマリモも光を取り入れることが出来ること。 またその仲間同士のぶつかり合いのなか
で表面に付いているこけが落ちていくこと。
さらに数年ごとにマリモが岸に打ち上げられその切れ端が湖中に引き込まれまた丸くなっていく。若菜氏はこのサイクルを輪廻と言っていましたが、不思議への回答はマリモが厳しい環境を生き残っていく為の「進化の最終形」であることなど実に不思議なマリモの生態に驚きの連続でした。

2014年8月22日 営業担当者の雑記

昨晩西日本を中心に集中豪雨があり特に福岡県大宰府、那珂川町、筑紫野市では猛烈な雨で1時間に98.5ミリというとんでもない量の雨が降り気象庁は「記録的短時間大雨情報」を出したとのことです。転勤で福岡にいたこともあり,また知人も数人いますのでとても心配です。あの辺りは福岡空港の南側に広がる地域で昨今は新興住宅地として開発されていると聞きます。大宰府は学問の神様菅原道真公が祀られている太宰府天満宮が有名ですが、もともと九州の要として万葉の昔から重要視されており唐の侵入を防ぐ目的で「水城」が作られたり、現在は都府楼跡としてその規模を知ることが出来る「大宰府」が置かれ観世音寺など由緒ある史跡も残っているところです。太宰府行きの西鉄電車がのんびりと走り近くには二日市温泉もあり福岡の隠れ座敷のようなところで当時は静かでとても気に入っていた場所です。小高い山もありますし、川もいくつかあったように記憶しています。信じられないほどの雨量ですが何事もなければいいがと願っています。

2014年8月21日 営業担当者の雑記

20日未明広島市北部に降った大雨は土砂災害を引き起こし多くの被害者が出ているとの事。テレビ報道の被害地図を見ると頂上付近から下に向かって一直線に山が崩れておりそれが途中から3,4本に増え大量の土砂が流れ出し麓の家々を押し流しています。逆ロート型の地形といっていましたが住むには非常に危険な場所だったようです。それにしてもこの大量の雨の原因が「バックビルディング現象」というもので積乱雲が風上(西側)で繰り返し発生して風下(東側)では雨が降り続ける現象のようですが当日の雲の様子を見ると確かに雲は流れているのですが同じ場所にずっと大雨を降らせる雲が留まっているように見えます。この言葉は初めて聞きましたが更にこのあたりは花崗岩の上にそれが粉砕して出来る「まさ土」が積み重なって出来ており大量の雨でまさ土を浸透した水が花崗岩との間に層となり表層崩崩が起こしたのが原因とのこと。こういった地形は他にもあるようです。大雨は止められないかもしれませんがその予報精度をさらに上げ適切な警報を出し避難するようにしないと同じような災害がまた起きかねません。行方不明者の人たちが一刻も早く見つかるように祈るばかりです。

2014年8月20日 営業担当者の雑記

今年も夏の甲子園が燃えています。昨日でベスト16が出揃いました。関東勢では東東京の二松学舎大付と群馬の健大高崎だけが残っています。地元千葉の東海大望洋は2回戦で熊本の城北に敗れました。もう随分前になります。当時私が行っていた高校は結構野球が強く甲子園に応援にいったこともあります。そして今「栄冠は君に」の♪雲は湧き光あふれて 天高く純白の球~を聞くと何故だかスイッチが入ってしまいます。自分が球児だったわけでもないのに身震いしてしまいます。しばらくはどうして野球だけなんだ他にも青春をかけて一生懸命ラグビー、サッカー他のスポーツあるいは演劇なりコーラスなりやっている高校生は一杯いるだろうにとか、どうして皆丸坊主なんだとか、それにしても水を飲むなうさぎ跳びをしろなどと殺人的な練習をさせる高校野球の監督はどうしてあんなに生徒を全人格的に支配したがるのだろうかなどと悪い面ばかりが目につき素直に楽しめない時期がありました。それが自分の子供も野球少年になりあちこちの試合に応援に行き練習の手伝いをしレギュラーにはなれなかったが三年間野球を続けた彼らの一生懸命さがとてもうれしいそんな気持ちになってきました。残る16チームのみなさん応援していますよ。

2014年8月19日 営業担当者の雑記

昨日のニュースで、江戸時代の測量家伊能忠敬が作成した日本地図の中北海道部分は探検家間宮林蔵の測量に基づくとする分析を伊能忠敬研究会が発表したと報じていました。伊能忠敬が作った地図のデータとその20年後に完成した全国地図の北海道部分に最大数キロ程度ずれていたことが分かり同じデータを使ったとは考えにくいということのようです。間宮林蔵という名前は学校で、カラフトとロシア本土の間は繋がっていず海峡があることを発見しその海峡が間宮海峡と呼ばれていたということは知っていました。その彼が伊能忠敬の弟子だったことも、伊能忠敬は自分で作った地図以外は認めなかったにも拘わらず間宮の測量については信頼し最終的に全国地図に採用したということは知りませんでした。佐原の伊能忠敬記念館にいくと彼の偉業を垣間見ることが出来ますが何とも想像を絶する根気、辛抱強さです。55歳で家業を引退してから71歳まで日本国中の海岸を漏れなく歩き回り距離と方角を計り幕府はおろかヨーロッパの諸国からも評価される地図を作ったのですね。今回間宮林蔵の件であらためてその師伊能忠敬の凄さに感じ入った次第です。