2014年3月13日 営業担当者の雑記

山岳会会報第二弾。
表紙は八幡平から岩手山を望む秋の風景。中を覗くと山歴70年の会長さんが10年ぶりにブライトホルン(標高4164M、大部分を氷河に覆われたアルプスの名山)に登った時気付かずに高度障害になっていた話しから始まり北海道カムイエクウチカウシ登頂記、ヒマラヤトレッキング報告(彼の話は何時聞いても抱腹絶倒、ナマステ:ネパールの挨拶言葉は覚えておこう)そして鬼籍に入った方の想い出。まるで自分がその山岳部に所属しており同じ釜の飯を食い只管山に挑戦し続けた若かりし頃そして今も体の続く限り好きな山行を楽しんでいる一員になったような気分にさせてくれる内容です。残念なことにこの山岳部は廃止になるようです。これも時代の流れなのでしょうか伝統ある大学山岳部が一つ消えていくのは寂しい限りです。せめて山のど素人である私にほんの少し疑似体験をさせてくれるこの会報がいつまでも続きます様に。

2014年3月12日 営業担当者の雑記

先日日経新聞紙上で元プロ野球監督の権藤博氏とラグビー日本代表コーチのエディー・ジョーンズ氏が対談していました。「遊び心と独創性で戦え」とタイトル。独創性とはスキルに長けた判断力、ほかの人をコピーしても同じ結果が出るだけです。そこが日本の課題で。。。とエディー氏。一方権藤博氏は野球をするのは選手、教え過ぎない・言い過ぎないなどそれまでのコーチとはまるで違う考え方で野球界を生き抜いてきた方。「ともすれば練習時間が長くそれに耐えることを良しとし与えられた練習をこなすだけだと実戦で瞬間の判断力が身に付かない」とおっしゃる氏。日本では「ここにいたらこれをする」という教育が身にしみているというエディー氏に「マニュアル文化です」と権藤氏。まか不思議な論法がまかり通るスポーツ界にあって非常に本質的な話しの数々に共感至極でした。

2014年3月11日 営業担当者の雑記

今年もこの日がやってきました。
昨日テレビを見ていると、共働きの為近所の実家に預けていた赤ちゃんとご両親を震災で亡くした夫婦の話が出ていました。赤ちゃんの遺体が見つからず奥様は「泣いて泣いて嘔吐しながら毎日を過ごしました」と。2万人とも言われる犠牲者を出したこの災害。その遺族の方々が同じような思いをしてこの三年間をおくってきたのだなと思うととても切ないです。
一人一人の悲しみを私は見ているだけです。とてもその感情を共有できるわけがありません。せめて出来ることは私の心の中にずっとこのことを思い続けていくことそしてそれを後にも伝えていくことです。忘れなければ生きていけないこともありますが決して忘れてはいけないこともあります。絶対に風化させていけませんよね。

2014年3月10日 営業担当者の雑記

昨日のラグビー日本選手権は面白い試合でしたね。トップリーグ一位のパナソニックと東芝の決勝戦。前半は東芝がリードしていたが後半はオーストラリア代表51キャップを持つSOバーンズの確実なキックなどで着々と点数を稼いでいき最終的には30対21でパナソニックが勝利。華麗なパス廻しというのでもなく圧倒的なFWの力というのでもなく攻撃と防御のバランスがとれたチームでいつの間にかゴールを奪ってしまう。やはり試合巧者と言う事なのだろう。三洋電機時代からNZ、オーストラリアと提携しその指導を受けてきた賜物か。特に現在NZスーパーラグビーで活躍しているSH田中の小さいながらガッツあふれるタックルは印象的でした。現役時代に華々しい活躍をしたわけではない監督なのでご苦労も一杯あったろうに選手を讃える姿勢は非常に好感が持てました。

2014年3月8日 営業担当者の雑記

先日前職の先輩から雑誌が送られてきました。彼は大学山岳部のリーダーだった人で今はその会報の編集責任者。表紙がまず素晴らしい。一冊はアンナプルナBCからマチャプチャレを取った写真(ネパール全土で最も有名で人気のあるトレッキングルート、マチャプチャレはシバ神に関連する神聖な山で登山禁止の山)。夕日に真っ赤に染まったその姿は荒々しくも荘厳で一度は実物を見たいものです。中を開くとそのトレッキング報告、七面山のダイヤモンド富士の話、ご主人が好きだった山にこの10年間散骨の旅に出、残り少なくなったお骨に愛着を感じている奥様の話し、息子と登った裏八ケ岳は今はすっかり大きくなった息子に少しは親爺の偉大さを伝えられただろうという話、富士登山競走体験記などなど今も元気いっぱいの人たち、様々な人たちの山に対する愛情あふれる話しの数々。なんとも羨ましい山岳部OB・OG諸氏。

2014年3月6日 営業担当者の雑記

今年は雪の影響なのか梅の開花が遅れているように思っていましたがようやく揃い始めました。ご近所の庭には枝垂れ梅が多いのですが濃いピンクの八重でまだ4,50センチの枝振りのものから1メートルを超す大振りのものまでがその艶やかさを競っています。昨日の雨で埃がすっかり洗われ今朝の青空の中に一段とその色が映えています。最寄駅の途中にある公園には河津桜が三本満開です。会社への道すがらにも梅林があります。整然と植わっているので食用かもしれませんが整枝していない5,60本の白梅が今を盛りに咲き誇っています。朝晩は何とも気品のある香りが漂ってきますのでいつもちょっと立ち止まり胸いっぱいにその香りを味わっています。しばらくは花粉症の目と鼻にも幸せな気分をさせてあげられそうです。

2014年3月4日 営業担当者の雑記

この時期の風物詩として3月1日夜東大寺で奈良時代から続く「修二会:お水とり」の本行が始まり練行衆と呼ばれる僧侶らが二月堂にこもったと報じられていました。ちょうど時を合わせ日経新聞夕刊「こころの玉手箱」に東大寺長老の上野道善氏の話が掲載されていました。「水とりや氷の僧の沓の音:芭蕉」差懸けという下駄のような履物をつっかけ声明を大声で唱えながら板張りの堂内を駆け回り五体投地を荒々しく繰り返しながら約一ヶ月間外界との接触を絶ち本尊、十一面観世音菩薩に日頃の罪や過ちを懺悔しながら世界平和や人々の幸福を祈るというものでお水取はほんの序幕に過ぎないとのこと。私は童子が突き出す大きな松明の火の粉が飛び散る映像しか知りませんでしたが実はとても厳しい修行の場なのですね。

2014年3月3日 営業担当者の雑記

今日は3月3日雛祭り、桃の節句
桃の季節には少々早いのですが我が家の梅は昨日の雨で玄関前、駐車場が赤い花びらで緋毛氈になっています。平安時代の「流し雛」にそのルーツはあるようですが江戸時代になり女子の「人形遊び」と「節句の儀式」が結び付き全国に広まったとの事。大名家では贅をこらしたお雛様も作られたようだが我が家では女の子が生まれた時にお内裏様とお雛様の一対だけを飾り始めました。時の経つのは早いものでお雛様を出さなくなって久しくなりました。御蔭様で健やかに育ち上がり喜んでいます。実は今日は古女房の誕生日なんです。何回目とは申し上げませんが随分と回数を重ねてきました。
彼女もすっかり育ちあがりました。めでたし、めでたし。

2014年2月28日 営業担当者の雑記

今日2月28日は天正19年、今から423年ほど前千利休が自刃した日ですね。様々な人が彼の人となりを伝えています。先日も市川海老蔵が利休を演じた山本兼一の「利休にたずねよ」が話題になりましたね。私は茶道の先生をしていた婆様に茶を教えてくれと言ったら難しく考えないで飲めばいいといわれ以来作法も茶道の精神もしりません。しかしながら利休の芸術家としての、思想家としての壮絶な生き方には大いに興味があります。織田有楽歳に茶の極意を聞かれ「自由と個性なり」といったとのこと。更に「黒は古き心なり」といって金ぴか好みの秀吉の逆鱗に触れそれでも屈服せず自ら命を絶った。時の最大の権力者に媚ず自らの生き方を貫いた彼の生涯は何とも凄いものがありますね。

2014年2月27日 営業担当者の雑記

サラリーマン川柳第二弾
「久しぶり~名が出ないままじゃあまたね」
最近仕事では失礼があるといけないので、初めてのお客様、久しぶりのお客様との商談がある場合は予め頂いた名刺やH.Pの資料を用意しておきますが偶に忘れても長いこと営業をしていると何とか取り繕えます。困るのは道で突然知り合い(の筈)に出合った時です。あいさつの最中から必死で名前、会社どんな関係なのか思い出そうとしますがどうしても出てきません。ありきたりの会話を交わしながら何とかその場をしのぎ失態がバレないで(本人はそう思っているのですが)済んで暫く立った時に突然思い出すのです。いけない!随分おせわになった人だったとかお隣さんの旦那さんだったとか。さすがに自分の子供に「どちらさんで?」と言う事はまだありませんが。