2014年5月1日 営業担当者の雑記

さて5月1日。初夏。昨日の雨が嘘だったみたいに今日はすっかり晴れ上がり気温もぐんぐん上がり千葉の最高気温は24度。汗ばむ陽気になりました。五月晴れ、若葉、新緑、薫風などなど五月を表す言葉は沢山ありいずれもとても体にも心にも気持ちがいい言葉ばかりです。花が散った後はすっかり葉桜になっています。冬の間葉を落としていた落葉樹は今を盛りに青い葉を枝いっぱいに開いています。ついこの間まで「さくら通り」でお祭りがあった様な気がしますがもう「けやき通り」は道の両側から伸びた枝葉が頭の上で日陰を作っています。植栽のつつじが色とりどりに花を付け、お庭の塀にはモッコウバラ、コデマリがびっしりと花をつけています。動物も、植物も活動を活発にし始めました。猫が時々うるさいほどの嬌声を上げ、里山からはいろんな鳥のさえずりが聞こえてきます。みんなこの時期を待っていたのですね。

2014年4月30日 営業担当者の雑記

韓国旅客船「セウォル号」の事故発生から2週間が過ぎようとしていますがまだ行方不明者が100人近くいるとのことで遺族の方々の心痛はいかばかりか。事故原因について色んな専門家がマスコミで語っています。そんな中にはいくつか耳を疑うような話があります。例えば恒常的な過積載、多い時には基準の三倍もの貨物を積んでおりしかもその事実を隠ぺいする為に復元力用のバラストを捨てていたこと。本来なら事故の際に役立つはずの救命ボートが開かないようにロープで括っていたこと。乗客には船室に留まって動くなと指示した船長が真っ先に脱出し乗客を装い救助されたことなどを聞くにつけこれは起こるべくして起きた事故、人災だと思わざるを得ない。万が一の事故への訓練もなされていず救助する方も情報が少なかったのか人員、救助方法、などにも多くの問題があったようだ。楽しいはずの修学旅行が一転惨事になってしまった高校生など被害者のご冥福をお祈りします。

2014年4月28日 営業担当者の雑記

昨日「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)についてユネスコの諮問機関が世界文化遺産への登録を勧告したとの報。富岡製糸場の名前は学生時代に習った記憶があるが、明治の初めに外国から製糸技術を導入し後年生糸が主力輸出製品になる先駆けとなった工場程度の事しかしらなかった。むしろ製糸工場というと何となく「女工哀史」という言葉と結びつきあまりいい印象を持っていなかったのだが、今回その内容を見てみるとまったくそれが間違っていることが分かりました。七曜制の導入、日曜日の休み、年末年始、夏季に10日程度の休暇、1日8時間労働、食費・寮費・医療費は工場持ち、制服貸与などなど当時としては画期的な労働環境を持っていたこと。そしてこの工場で働いた女性たちが各地の製糸工場にその先進技術を伝え日本の養蚕・製糸産業の水準引き上げに大きな役割を果たしというもの。生半可な知識で勝手にイメージを作っていた自分が恥ずかしくまた怖さを知った次第です。

2014年4月25日 営業担当者の雑記

明日からゴールデンウイークが始まります。
先日不動産屋さんと商談をしていたら、この時期が勝負ですよと言っていましたし、人が休みの時こそ忙しい方々も一杯いらっしゃいます。「本日からG.Wで各地の行楽地が賑わっています」などと報道する人達などもそうですね。いつからこのG.Wという言葉が定着したのか定かではありませんが、有給休暇をまとめて取りづらい日本社会にあってG.W、お盆、年末年始は大手を振って(多分)休めるいい機会なのでしょう。暖かくなり季節的にも外に出て行きたくなります。各地もこれに合わせて色んな催しを行っています。みんなが一斉に出かけるのですから車の大渋滞、行楽地でも大混雑はしょうがないのでしょが私はあまり出掛けたくありません。私はカレンダー通りの休みですがわざわざ混雑にあうのもいやなので穴場の美術館、映画などに行こうと思っています。休みの取れる方はどうぞ良いG.Wをお楽しみください。

2014年4月24日 営業担当者の雑記

以前松戸から市川に流れる国分川でバードウオッチングが盛んだと書きましたが、この時期和名ヶ谷の「れいめい橋」辺りから下流にかけて菜の花が真っ盛りです。元々コンクリートで固めた岸辺ではなく昔ながらの土の堤防で、雨でもなければどこに水があるのだろうという水量の少ない川です。そんな河原に所狭しと菜の花が咲いています。横の道を車で通るだけで川のすぐそばまで行ったことはありませんが、この花は鼻を近づけて香りをかぐものでもないし、水際から土手にかけて黄色の絨毯を一面に敷き詰めたような様子は一見の価値ありです。実はこの「菜の花」は千葉県の県花なんですね。春も浅い頃房総の海際に咲く菜の花はいかにも春の到来といった風情で季節の先取りが出来るのですが、旬と言うのでしょうか多分種を蒔いて勝手に大きくなった花の時期が今なのでしょう。気楽に楽しめるお勧めの場所です。

2014年4月23日 営業担当者の雑記

先日来た先輩からの面白いメール。彼はプレゼンに必ず小話を入れるほどの洒落人でいつも楽しい話題を提供してくれます。今回は長崎で「ハーブ鯖」なるものが養殖され、臭みがなく、刺身にしても8時間ほど味や、血合いの色も変らず非常に美味しいと全国ブランドになっている。ハーブの材料は「ナツメグ、オレガノ、シナモン、ジンジャー」。他に愛媛の伊予柑を餌に混ぜて「ミカンぶり」さらに大分の「カボスひらめ」「香川のオリーブハマチ」徳島の「すだちブリ」などがあるというもの。調べてみるとこれらは「フルーツ魚」と総称される養殖魚で高知大学が開発した鹿児島の「ゆず鰤王」が火付け役とのこと。ここからが彼の真骨頂。私も「ブランド魚」を世に出したい例えば宮崎産マンゴウを使って「マンゴウマンボウ」ハウスのカレー粉をまぜて「カレーかれい」福島の柿の皮を使った「干し柿の生牡蠣」などなど。締めにはさすがに水産学部出身「各地区の漁連から100年もの魚の養殖を愚弄していると言われますかね~。」彼の変わらない知的好奇心に乾杯。

2014年4月22日 営業担当者の雑記

先日朝日新聞のGLOBEにおもしろい記事が出ていました。
日本人はRとLの発音を聞きわけるのが苦手だが生まれたばかりの日本人の赤ちゃんは、この二つを聞きわけているというもの。米ワシントン大学などの研究チームによると生後6~8ヶ月の赤ちゃんでは日米の聞き分け能力に差がなかったが10~12ヶ月では米国の赤ちゃんの能力は向上し、日本の赤ちゃんは低下したとの結果が出た。英語のRでもLでもない「ラ」を母語として学ぶうち、赤ちゃんは二つの音の違いに注意を向けなくなっていくと考えられておりこうした事例は、他の言語でも報告されているとのこと。子供が言語を習得する過程をみると「不必要な情報に無駄に注目しないようにすることを無意識のうちに学んでいることがわかる。非常に合理的だ」と慶応大学の今井教授。とするとR、Lは勿論「ラ」も完璧に発音するバイリンガルはやはり育った環境なのですね。出来ない自分の弁解には都合のいい実験結果ですな。

2014年4月21日 営業担当者の雑記

先日日経夕刊のプロムナードに栗木京子さんという歌人が「方言の奥行」という題で綴られていたのが面白かったので紹介します。彼女は名古屋出身で自分では標準語を使っているつもりでいたら短歌の番組に出ていた時、時々ディレクターから駄目だしを受けたがすべてアクセントの問題だったというのである。例えば「椿」は標準語では頭の「ツ」を強く云うのだが彼女は「キ」を強くいうので「唾」に聞こえ美しく「椿」を詠んだ短歌が「唾」になり台無しになったというのである。話はさらに発展し方言は体温を伴いながら私達の心に寄り添ってくると結んでいる。私も10数年前名古屋に転勤になった時語尾にアクセントが来る法則を発見しました。かくいう私共夫婦は福岡出身で特に女房は里を離れて随分たつのに未だに博多弁のアクセントが抜けません。面白いことに千葉育ちの子供にも博多弁が伝わり学校で友達に「どこの育ち?」と聞かれたりすると聞きました。三つ子の魂。。。?

2014年4月18日 営業担当者の雑記

16日朝起きた韓国旅客船の沈没事故は現場海域が荒れており救援活動が中々進まず乗船者の家族の心痛はいかばかりか。この船には修学旅行中の高校生も大勢乗っていたようで楽しいはずの旅行が一転惨事になってしまったようです。船長など乗組員の指示が的確でなくまた早く脱出したなど不手際も指摘されています。春とはいえまだまだ海水温度は低く本当に早く救出して欲しいものです。もう40年ほど前になりますか、「ポセイドンアドベンチャー」という映画がありました。牧師に扮したジーン・ハックマン達が幾多の困難を乗り越えながらひっくり返った船底に向かい僅かに辿りついた6人が鉄棒で必死に船底をたたく。まもなく船底の扉が救助隊に依り焼き切られ太陽が差し込んでくるといったストーリーだったと思いますが今回の事故も顔を見せている船底部分には空気が残っている可能性も否定できないとの情報もあり生存者がいることを祈るばかりです。

2014年4月17日 営業担当者の雑記

松戸市民病院と運動公園の間の道に植栽されている「ハナミズキ」が花を開いてきました。中央分離帯を挟む結構広い道ですがその両側数百メートルに亘り白、ピンクの花が咲いています。春を代表する花木の一つで軽やかなその形、色は思わず心が華やぎます。「ハナミズキ」と言えば、1912年当時の東京市長尾崎行雄がアメリカワシントンD.Cのポトマック河畔に贈った桜が関係者の努力で今や全米さくら祭として有名になっていますが、その返礼として「ハナミズキ」が送られてきた話を思い出しました。花言葉は「返礼」何とも粋な話です。更に2012年には日本からの桜贈呈100周年の返礼としてまた震災からの復興を祈って東日本大震災の被災地と東京にバージニア産のハナミズキ3000本が贈られたのは記憶に新しいところです。花が取り持つ日米の懸け橋。外交もこんな気持ちのいい話ばかりだといいのですが。