2014年7月1日 営業担当者の雑記

今日7月1日は山梨県側で富士山の山開きということで、大勢の登山客が山頂でのご来光を拝む為吉田口登山口を出発し たとの報。ところで山梨・静岡両県は今年から本格的に任意では
あるが入山料千円を徴収するとのこと。昨年は31万人が富士山に登り5合目には300万人が押し寄せ「もう富士山の許容量を越えている」事への対策の一つです。実は富士山は世界文化遺産登録の際大きな宿題を貰っています。つまり今のまま登山者が増えれば文化遺産としての価値が失われかねないので2016年2月までにアクセスの良さを維持しつつ、神聖さ、美しさを保つという二律背反的な課題へ方策を出さなければならないのです。「観光客の増加を望む観光業者との利害、各省庁が絡みなかなか改善策がまとまらない」と15年前から富士山の清掃活動を続けている野口健さん。過去には保全状態の悪さからドイツ・ドレスデンのエルベ渓谷が世界遺産登録から外された例もあるようです。私達の象徴、富士山がいつまでも神々しく美しくある為にここは私利私欲に捉われず長い目で見た策を講じる必要があります。

2014年6月30日 営業担当者の雑記

昨日久しぶりに落語を聞きに行きました。演者は名人桂米朝のご子息で早くからその本格的な芸風が期待されてきた桂米團治とその一門。当日のトリは「三十石」という噺で米朝さんが何とものんびりした淀川下りの情景を映していたのをどのように演じるのか興味津津でした。お弟子さん、一門の一席が終わり中入り前に出てきた米團治。開口一番実は一昨日母親、つまり米朝の奥さんがなくなったことを報告しました。スケジュールが詰まっていたのでその日御通夜翌日告別式でその晩つまり28日夜には大阪岸和田で公演。こんな時間がない中式次第をこなせたので次もきっとうまくいくと思いますと米朝師匠に絡め笑いを取りながら、こんなときにはやはりこれしかないでしょうと選んだ噺が「地獄八景亡者戯」。故人が三途の川を渡り旧知と再会したり生前の思い出を面白おかしく綴る噺。母親が亡くなったことを逆手に取ったこの演題に何ともびっくりしました。芸人魂とでも言うのでしょうか会場を大いに沸かせた一席でした。これからが期待できる三十石も含めとても密度の濃い一日でした。

2014年6月27日 営業担当者の雑記

「今日二つ三つ朝顔の通り道」稲畑廣太郎(ホトトギス主宰)
今朝、家を出て間もなくアパートの生垣に小さな朝顔が二輪咲いているのを見つけました。色は極普通の赤紫、大きさはラッパの直径が10cm有るかないかの小さなもの。朝いつもおばあちゃんがお掃除をしているので彼女が植えたものなのかそれとも去年の種が芽を出したのか。ほんの少し先駆けてはいますがこれ見よがしに咲くのでなくどうだんつつじの中でほんの恥じらうような姿が何とも可愛らしく目にとまりました。かの句がどのような背景で出来たのかは知りませんが何となく似た状況かなと思いご紹介しました。そういえば数年前入谷の朝顔市で買ってきた大輪の茄子紺の朝顔は翌年芽を出しませんでした。小さい頃朝顔はほとんど何も手をかけずに毎年勝手に咲いていたように記憶していましたがやはり種を取っておくべきでした。朝顔市今年は7月6・7・8日開催との事久しぶりにのぞいてみようかな。

2014年6月26日 営業担当者の雑記

昨日の朝日新聞に教育学者の板倉聖宣が「虹の色」を例に挙げ長年提唱してきた、仮説を立て実験して確認する楽しい授業、「押しつけを排する授業」についての記事がありました。虹の色は7色だと小学生の時教えられたが彼にはどう見ても6色しか見えなかったのが疑問の始まり。江戸時代以前に虹を7色と書いた文献はほとんどなく江戸、明治期に欧米から入ってきた「ニュートン説:著書には当初5色と書いていたが自然界における7という数字の重みにこだわった」の受け売りが7色の源と結論づけた。そして米国では1941年にモリス・パーカー氏が編んだ教科書「雲と雨と雪」の中に「虹を描くには6色が必要です。虹は7色と説明を受けた人もいるかもしれませんが、藍と紫はとても見分けが難しいので、あえて分けたい理由がなければ、分ける必要はありません」という一文を発見します。見分けられなければ見分けなくてもいいという米国流は押しつけない教育のように思えたというのです。考えてみれば太陽光はあらゆる色をはらむ。虹の色にそもそも分け目などないと結ばれています。

2014年6月25日 営業担当者の雑記

サッカーワールドカップ決勝進出に最後の望みをつないだコロンビア戦で日本は今朝4対1で敗れました。2敗1分けの最下位という結果になったのですが6月15日のコートジボワール戦以降今日まで10日あまりサッカーファンのみならずルールさえよく知らない我が家の女房殿まで熱狂させてくれた選手たちに感謝、感謝です。今回は有望どころのイングランド、スペイン、イタリアなどといったサッカー素人も知っているような国々が中々思うような成績が挙げられていないようです。やはり一発勝負の難しさあるいは日頃プレーしているクラブと違い選手同士の連携がうまくいかないといったことがあるのでしょうか。4年に一度というのはオリンピックもそうですが選手寿命、コンディションの作り方などなど大変なんでしょうね。それでもこういった機会を契機に日本でもサッカーが一過性でなく、マスコミに踊らされるのでなく地道に根付いていけばいいなと思います。まずは帰国する選手たちにお疲れさんと迎えましょう。反省会はそれから。

2014年6月24日 営業担当者の雑記

まあそれにしても東京都議会でのセクハラヤジには驚きました。ヤジの内容も「早く結婚しろ」だの「産めないのか」などまたそのヤジにたじろいだ質問者に笑い声。あれだけテレビではっきり言っているのに聞こえなかったと同僚議員。品性下劣、徳もなし知性もなし。よくぞあんな人が議員になったものだと呆れかえります。当事者たちの対応を見ていると、言ってないと嘘をついたり、自分だったら議員を止めると言った舌の根も乾かないうちにバレたら初心に戻って頑張りますですって。多分これらは軽率な行動ではなくまさに日頃から思っていることがそのまま出てしまったのだと思う。世の中子供が産みたくてもそうできない女性達、結婚したくても仕事との両立を考えると躊躇してしまう女性達が沢山いる中議会の場で多数の中に紛れて女性蔑視のヤジ、言い逃れ、嘘、冷笑。よその国で問題になっているのも恥ずかしいがそんな議員がいて、あんな対応しかできない人たちが日本の首都東京の議員だと思うとその方が情けない。亡くなった牧伸二さんじゃありませんが「あああ いやんなちゃった ああああ 驚いた」

2014年6月23日 営業担当者の雑記

昨日ユネスコの世界遺産委員会が「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産への登録を正式決定したとの報道がありました。地元では昨夜日の丸とちょうちんで祝賀行列、50発の花火打ち上げで喜びを爆発させたとのこと。そんな中日経に、1987年に操業停止した片倉工業は2005年富岡市に寄贈するまでの18年間「売らない、貸さない、壊さない」の3原則を掲げて維持管理に努めた。「日本近代化の象徴である製糸場は一企業だけのものではない。社会的な責任で維持管理しなければいけない」という操業停止当時の社長の言を受け固定資産税を含め年間約1億円を使い建物の修繕や敷地内の芝生を刈るなどの管理を継続してきたとの記事がでていました。私企業が利益にならないことにお金を使い続けるには社内外の抵抗もあっただろうによくぞ続けてこられたとその見識に敬服します。片倉工業の功績は、世界遺産登録と共に語り継がれるだろうという地元のNPO法人理事長がいうように建物もこの話も皆で後世に伝えていきましょう。

2014年6月20日 営業担当者の雑記

6月と言えば千葉県は房州枇杷の最盛期です。毎年皇室にも献上するという初夏の代表的な果物で、5月のハウスものから6月は露地ものの出荷と正に旬の味です。実はこの枇杷が会社への通勤途中に1本鈴なりに実を付け熟したのが落果しているのです。大きさも決して小さくはなく極普通サイズ。当家の食卓ではとんと見たことがありませんのでお店での値段も知りませんがあれだけの実を買うと大変な金額になりそうです。枝に付いている実は結構高い所にあるのでさすがに卑しい私も千切って試食タイムと言う訳には行きません。残念。ところでこの枇杷は太古の昔から薬効豊かな木として知られており奈良時代の光明皇后が作られた施薬院ではその葉を炙り手でもんで患部にこすりつけるという治療が行われていたとか。最近この薬効があらためて見直されておりその葉また種の商品が密かなブームになっているのですって。私はといえば何しろその美味しさを数個味わいたいだけなのですが。

2014年6月19日 営業担当者の雑記

先日「花菖蒲」の真っ盛りということで、堀切菖蒲園に行ってきました。この辺り江戸初めころから菖蒲が有名で江戸百景として広重や春信の浮世絵にも出てくるほどの有名どころだったようです。江戸後期から明治にかけては堀切菖蒲園以外にも菖蒲園があり大変賑わったようです。品種改良されてきた花にはそれぞれ名前がついていますがこれが甚だ情緒たっぷりなのです。羽衣・竜田川・十二単・長生殿・香炉峯・江戸紫・初霜などなど。圧倒的に多い江戸系さらにその進化版の肥後系といった花々が所狭しと咲いています。江戸文学代表のひとつ俳諧も歌枕や歴史的な背景などかなりの教養がないとそのおもしろさあるいは奥深さが分からないようですが、そんな影響をうけているのか非常に凝ったネーミングばかりです。素人の私には総じて浴衣の色、柄に使うと具合がよさそうな涼やかな色が多いように思いましたがその形、花の開き方、グラデュエーションの付き方それはもう千差万別で一見の価値ありです。

2014年6月18日 営業担当者の雑記

先日日経に面白い記事が載っていました。千葉市が千葉大と組み土着の昆虫を使って農作物の害虫駆除の手法を開発するというもの。実用化は5年後をめどにしているとのことですでに確立しているイチゴ農家でのイメージは①まずビニールハウス内の苗に年2~3回、天敵のダニをまく②害虫のハダニを天敵のダニが食べる③ハダニを食べ尽くした天敵のダニは死ぬというものです。実は高知県では全国トップクラスの生産量がある「ナス」で1997年からこの手法の導入実験を始め現在では栽培面積の94%で天敵昆虫を使って害虫を退治しているとのこと。この天敵昆虫は「カメムシ」で、地域ぐるみで化学農薬を使わない栽培法を実践していた農家がナスの隣に栽培していたカボチャのつるから侵入したカメムシが害虫をたべているのを偶然発見したことから普及した由。記事は作業負担軽減が期待出来るとあるが私はむしろ色んな野菜にこの方法が適用される事で、農薬使用が原因の一つとも言われているアレルギーに悩んでいる人たちへの一助になるのではと期待しています。