2014年7月1日 営業担当者の雑記
今日7月1日は山梨県側で富士山の山開きということで、大勢の登山客が山頂でのご来光を拝む為吉田口登山口を出発し たとの報。ところで山梨・静岡両県は今年から本格的に任意では
あるが入山料千円を徴収するとのこと。昨年は31万人が富士山に登り5合目には300万人が押し寄せ「もう富士山の許容量を越えている」事への対策の一つです。実は富士山は世界文化遺産登録の際大きな宿題を貰っています。つまり今のまま登山者が増えれば文化遺産としての価値が失われかねないので2016年2月までにアクセスの良さを維持しつつ、神聖さ、美しさを保つという二律背反的な課題へ方策を出さなければならないのです。「観光客の増加を望む観光業者との利害、各省庁が絡みなかなか改善策がまとまらない」と15年前から富士山の清掃活動を続けている野口健さん。過去には保全状態の悪さからドイツ・ドレスデンのエルベ渓谷が世界遺産登録から外された例もあるようです。私達の象徴、富士山がいつまでも神々しく美しくある為にここは私利私欲に捉われず長い目で見た策を講じる必要があります。